Ryuju Kobayashi
出生 : 1989-05-30, Kanagawa Prefecture, Japan
中年の刑事・深間には、いったん激怒すると見境なく暴力を振るってしまうという悪癖があった。かつてはその暴力を活かして街から暴力団を一掃した功労者と讃えられたこともあったが、度重なる不祥事に加え、大立ち回りで死者まで出してしまった責任を問われ、海外の治療施設へと送られることになる。数年後、治療半ばにして日本に呼び戻された深間は、見知った街の雰囲気が一変してしまったことに気づく。行きつけだった猥雑な店はなくなり、親しくしていた飲み仲間や、面倒をみていた不良たちの姿もない。一方、町内会のメンバーで結成された自警団は「安心・安全」のスローガンを掲げて高圧的な「パトロール」を繰り返している。一体、この街に何が起きているのか? 深間の中に、久しく忘れていた怒りの炎がゆらめき始める……。
Takashi
中学を卒業してすぐに地元滋賀を離れ、ずっと東京に住むエイミ(鳴海唯)は、母親が亡くなった後も一人で滋賀の田舎で暮らしている妹・ユウ(河合優実)に、「東京で新しい人生を始めない?」と誘う。はじめは拒んでいたユウだがなぜか急に東京に来ることを受け入れ、一緒に暮らし始めるが、引っ越してきて早々、ユウは行方不明に… そんな折、エイミは同じく妹が行方不明になっているヒヨリ(仲万美)と出会う。エイミに、地元の琵琶湖で若い女性の遺体が見つかったと警察から連絡がくるが、見つかった遺体はユウではなく、なぜかヒヨリの妹だった。再び巡り合ったエイミとヒヨリは、共に犯人を捜すことになるが思わぬ方向へ…
A young couple has lived together for five years, and they share daily lives even without passion or financial stability. One day, they learn that she’s pregnant, and start to consider how to plan their future.
「れいこいるか」が映画雑誌「映画芸術」の選ぶ2020年日本映画ベストテン1位に選出されるなど高い評価を得たいまおかしんじ監督が、雨のキャンプ場を舞台に、両親の復縁を願う少女の気持ちを歌にのせて描いたミュージカル仕立ての短編作品。小学5年生の晴花は両親とキャンプ場にやってくるが、離婚間近の両親は険悪な雰囲気になってしまう。願い事がかなうという滝を目指し、ひとり森に出かけた晴花は、途中で出会った同い年の男の子・大地の道案内で滝にたどり着き、両親の仲直りを願う。その後、森の中で腹痛に襲われた晴花は倒れているところを発見されるが、そのことでまた両親が言い争いを始めてしまう。その様子を目にした晴花は、思わずその場を逃げ出すが……。主人公の晴花を、テレビ東京系「THE カラオケ★バトル」に出場してその歌声が注目を集め、ミニアルバムもリリースしている櫻井佑音が演じた。
Osamu
There was a popular band with four students. After the band was offered a major contract, they broke up after a minor mistake. 6 years later, they are living their lives in their late twenties with troubles: Marriage, work, human relationship. They meet again and finish a song that they couldn't complete.
Masahiro
When fourteen-year-old Yo is hospitalized she gradually develops feelings for Yayoi who is a nurse tending her. However, Yayoi leaves the nursing profession in favour of prostitution. Yo is disappointed, but turns to the older woman after she is the subject of unrequited love from her mother's man. The two grow closer and Yo is about to find out what motivates Yayoi.
Yunoshin Tanaka
After the Great Kanto earthquake in 1923, a troupe of female sumo wrestlers arrive in Tokyo.
大学の演劇サークルに全力投球していた拓人、彼がずっと前から片想いをしている瑞月、彼女の元カレで拓人とルームシェアをする光太郎たちが、瑞月の友人で拓人の部屋の上に住む理香の部屋を“就活対策本部”と名付けて定期的に集まる。そこに理香と同棲中の隆良が加わるが、それぞれが抱く想いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。そして、内定をもらった者や“裏切り者”が現われたとき、本音があらわになる。
Yuichi Natsume
“生き別れた眼球”を捜している麻耶は、カメラを手に魔都TOKYOを当てもなく歩いていた。そんな麻耶のドキュメンタリー映画を作ろうと彼女の姿を記録する脳神経外科医の佐多と、麻耶の眼球を狙う黒ずくめの眼球コレクターだった。
大学院で哲学を学ぶ白石珠は、修士論文の題材がなかなか決められず頭を悩ませていた。担当教授の篠原に相談したところ、“哲学的尾行”の実践を勧められる。それは、無作為に選んだ赤の他人を理由もなく尾行し、その生活や行動を詳細に観察することで人間の実存について考察していくという試み。唯一のルールは対象者と接触してはならないというもの。やがて戸惑いつつも、たまたま見かけた隣人の石坂を対象に選び、尾行を開始する珠。立派な一軒家に妻子と暮らし、理想的な家庭人に思われた石坂だったが、次第に彼の秘密の顔が明らかになっていく。同棲中の恋人・卓也にも打ち明けられないまま、尾行という禁断の行為にすっかりのめり込んでいく珠だったが…。
Kaoru
Presents a young man’s journey to face an incomprehensible death of his best friend.
Kaede is fed up with routine chores at her workplace and the relationship with her boyfriend. Her mood brightens when Takuya, with whom she and her brother Ryuta were befriended in childhood, returns to her home town. After reuniting, the friends spend a great time together. But when Ryuta’s girlfriend Yuki gets pregnant, confessions are made that change their relationship.
Kaoru
あるどしゃぶりの雨の日、ラブホテル街の木造アパートで無惨に殺された女性の死体が発見される。事件の捜査に当たるのは、幸せな家庭がありながら不倫にはしる女刑事、吉田和子。捜査を進める中でやがて、大学のエリート助教授・美津子と人気作家の貞淑な妻・いずみの驚くべき秘密へと近づいていくのだが…。