鳥居しのぶ

参加作品

こほろぎ嬢
故郷で、お祖母さんと暮らしている少女、小野町子。東京から心理学研究者、幸田当八が訪れ、戯曲の恋のセリフを、町子に朗読させる。ロマンチックな恋のセリフを、何日か朗読した町子は、当八が去った後、彼の面影を胸にいだいて、毎日を夢見るように暮らす。