アメリカで、同性愛者であることをカミングアウトして公職に就いた初めての人物、ハーヴィー・ミルク。波乱万丈の短い人生を送った彼の、最後の8年間に何があったのかを、ガス・ヴァン・サント監督が描き出す。
腐敗しきった政治の世界に嫌気がさして、自らの暗殺計画を企てるベテラン議員が主人公のブラック・コメディ。怖いものがなくなった彼は過激な発言を連発。それが逆に彼の支持を広げることに……。
ジェイソン・ライトマン監督、ヒュー・ジャックマン主演によるミステリー・サスペンス。史上最年少の46歳で大統領候補となった若きカリスマ政治家が、たった3週間で迎えた転落と顛末、周囲の反応を描いていく。
In 2000, the election of the U.S. Presidential boiled down to a few precious votes in the state of Florida — and a recount that would add "hanging chad" to every American's vocabulary.
ワシントン・グローブ紙は国会議員と亡くなったある女性のスキャンダルとは別に、同じ日に起きたもう一つの殺人事件との奇妙な関連性を発見する。敏腕記者カルは、編集長に渦中のコリンズ議員と接触するよう言われる。やがて彼の調査は思わぬ事件の真相に迫っていく。
この選挙、何かおかしい!?民主党の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)は、ヒラリー・クリントンが大敗し、打ちのめされていたが、ウィスコンシン州の小さな町役場で不法移民のために立ち上がる退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐(クリス・クーパー)のバズっているYouTube動画を見て、リベラルな演説で人々の胸を打つ、彼こそが中西部で民主党の票を取り戻す、起死回生の秘策だと確信。ゲイリーは、スイング・ステート(激戦州)のウィスコンシンを足掛かりに地盤を広げるべきと党を説得し、単身アポなしで田舎の寂れた町、ディアラーケンへと赴き大佐に民主党からの町長選出馬を要請する。ゲイリー自身が指揮を取ることを条件に大佐は出馬を了承し、大佐の娘ダイアナ(マッケンジー・デイヴィス)や住民のボランティアと、地道な選挙活動がスタート。しかし、対立候補の現役町長ブラウンに、共和党が宿敵、トランプの選挙参謀フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)を送り込む。その日から、ディアラーケン町長選をめぐるゲイリーVSフェイスの戦い、否、民主党VS共和党の巨額を投じた「仁義なき代理戦争」の幕が切って落とされた。選挙資金の調達やテレビCMの応酬など、あの手この手で抗争がエスカレート!果たして次期政権を懸けた、なりふり構わぬ選挙戦の行方やいかに?
In Hillary's America, bestselling author and influential filmmaker Dinesh D’Souza reveals the sordid truth about Hillary Clinton and the secret history of the Democratic Party. This important and controversial film releases at a critical time leading up to the 2016 Presidential campaign and challenges the state of American politics.
D.ホフマンとR.デニーロという2人の個性派俳優が挑んだ政治風刺喜劇。執務室で少女にイタズラをした過去が暴かれ次の選挙での再任が危うくなった大統領がとった手段とは……。
数々の完璧な計画を実行し、贅沢な生活を手に入れた窃盗団の首領ハリー。ある日、彼はシカゴの犯罪組織のトップで市議会議員候補のジャマールから200万ドルを強奪。だが、逃走中にSWATの集中砲火を浴び、3人の仲間と共に命を落としてしまうのだった。未亡人となったハリーの妻、ヴェロニカは1ヵ月以内に夫が奪った金を返せとジャマールから脅される。そんな中、彼女はハリーが遺したノートから、彼が計画していた500万ドルの強奪計画を知る。彼女は命を守るため、同じく未亡人であるハリーの仲間の妻たちに計画を持ちかけ、決死の強盗作戦に挑んでいくが…。
A congressional candidate questions his sanity after seeing the love of his life, presumed dead, suddenly emerge.
高い理想と野心を胸に有力候補の選挙スタッフとして奔走していた若者を主人公に、彼が直面する一筋縄ではいかない政治の現実と、そこにうごめく裏切りや愛憎渦巻く濃密な人間模様を描き出した衝撃のポリティカル・サスペンス。
When an Egyptian terrorism suspect "disappears" on a flight from Africa to Washington DC, his American wife and a CIA analyst find themselves caught up in a struggle to secure his release from a secret detention facility somewhere outside the US.
In this adaptation of the best-selling roman à clef about Bill Clinton's 1992 run for the White House, the young and gifted Henry Burton is tapped to oversee the presidential campaign of Governor Jack Stanton. Burton is pulled into the politician's colorful world and looks on as Stanton -- who has a wandering eye that could be his downfall -- contends with his ambitious wife, Susan, and an outspoken adviser, Richard Jemmons.
1942年、ミュンヘン出身の若い女性ユンゲはヒトラーの個人秘書の職を得る。それから月日は流れて1945年、第2次世界大戦は大詰めを迎え、ヒトラーはごく限られた身内や腹心の部下たちとベルリンのドイツ首相官邸の地下要塞に逃げ、そこで不自由な生活を送る。敗北の気配が濃くなる中、ヒトラーはまだ反撃のシナリオを熱っぽく語るが次第に部下たちは彼から離反していき、ユンゲは歴史の証人としてその光景を静かに見守る。
When her idyllic vacation takes an unthinkable turn, Ellen Martin begins investigating a fake insurance policy, only to find herself down a rabbit hole of questionable dealings that can be linked to a Panama City law firm and its vested interest in helping the world's wealthiest citizens amass larger fortunes.
イラク戦争開戦前夜に英米政府を揺るがせた告発事件を映画化したポリティカル・サスペンス。イギリスの諜報機関GCHQで働いていたキャサリン・ガンは、アメリカの諜報機関NSAから送られてきたメールを見て愕然とするのだった。
1987年1月、全斗煥大統領による軍事政権下の韓国。南営洞警察のパク所長は北分子を徹底的に排除するべく、取り調べを日ごとに激化させていた。そんな中、行き過ぎた取り調べによってソウル大学の学生が死亡してしまう。警察は隠蔽のため遺体の火葬を申請するが、違和感を抱いたチェ検事は検死解剖を命じ、拷問致死だったことが判明。さらに、政府が取り調べ担当刑事2人の逮捕だけで事件を終わらせようとしていることに気づいた新聞記者や刑務所看守らは、真実を公表するべく奔走する。また、殺された大学生の仲間たちも立ち上がり、事態は韓国全土を巻き込む民主化闘争へと展開していく。<1987年1月14日の学生運動家朴鍾哲拷問致死事件から6月民主抗争に至る大韓民国の民主化闘争を描いた韓国映画>
百年戦争下のフランス。人並み外れて信仰心豊かな少女、ジャンヌ・ダルクは、ある日自らの村をイングランド軍に焼き討ちにされ、目の前で姉を虐殺されるという悲劇に見舞われる。心に傷を負い、教会の神父にやり場のない感情をぶつけるジャンヌ。彼女のあまりの悲しみを目の当たりにした神父は彼女に「いつか神が、お前を必要とする日が来る」と言う。そして数年後、フランス王家の元に、ジャンヌからの手紙が届く。
ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国民の間に戦争に対する疑問や反戦の気運が高まっていた1971年、ニューヨーク・タイムズがベトナム戦争を分析・記録した国防総省の最高機密文書=「ペンタゴン・ペーパーズ」の存在をスクープする。ワシントン・ポストの発行人キャサリン・グラハムと部下で編集主幹のベン・ブラッドリーは、ニューヨーク・タイムズと時に争いながらも連携し、報道の自由を統制し、記事を差し止めようとする政府と闘うのだった。
アメリカ連邦議会ではテロ対策のための「通信の保安とプライバシー法」案を巡って議論が交わされていた。この法案は、法執行機関による監視権限を拡大し、一般市民のプライバシーを大幅に侵害する恐れがあった。国家安全保障局(NSA)の高官トーマス・ブライアン・レイノルズは法案を可決させるべく、強硬な反対派の下院議員フィリップ・ハマースリーを、目撃者のいない湖畔で暗殺する。レイノルズの思惑通りハマースリーの死は心臓発作による事故死と見られた。