憎むべき相手と互いに顔を取り替えた二人の男の果てしなき死闘を描いた、ジョン・ウー監督によるバイオレンス・アクション。かつて冷酷無比のテロリスト、トロイによって最愛の息子を失っているFBI捜査官アーチャーは飛行場でトロイを捕らえたが、トロイがLAのどこかに細菌爆弾を仕掛けている事が判明。当のトロイは植物人間となっており、唯一の情報源は獄中にいるトロイの弟ポラックスだけだった。FBI特殊班はアーチャーにトロイの顔を移植しポラックスから爆弾の設置場所を聞き出すことに……。
アメリカ各地で強盗殺人を繰り広げたゲッコー兄弟は、警察の追及を振り切るべく、メキシコを目指して逃亡を続けている。牧師を辞めて放浪の旅をしていたフラーとその一家は、たまたま立ち寄ったモーテルでゲッコー兄弟に誘拐され、国境を突破するための隠れ蓑に利用される。メキシコに到着した一行は、兄弟が現地の組織の使者と落ち合う予定のナイトクラブ「ティッティー・ツイスター」で一夜を過ごすことになるが、そこは吸血鬼の巣窟と化していた。かくして、夕暮れから夜明けまでの戦いが始まる。
19世紀末のロンドン。アイルランドから流れてきたメアリは、ホワイトチャペルの町で売春婦をしながら暮らす。ある日、メアリの売春婦仲間のひとりが刃物で殺される事件が発生。犯人の手がかりはつかめず、警察はアバーライン警部を担当に。かつての事件で妻子を失った彼は生きる希望もなくしてアヘンに溺れているが、幻覚の中で隠された真実を垣間見るという能力がある。互いに惹かれあっていくメアリとアバーラインだった。
ヘンリー・ヒル、1943年ブルックリン生まれ。大物ギャング、ポーリーのアジトで育った彼は、物心ついた頃からマフィアに憧れていた。やがて念願の"グッドフェローズ"の仲間となり、"強奪"専門のジミー、野心旺盛なチンピラ、トミーと共に犯罪に犯罪を重ねていく。が、麻薬に手を出したことから育ての親、ポーリーに見放され、さらにジミーたちが起こした600万ドル強奪事件を追うCIAの捜査の手もヘンリーに迫る。
遺伝子操作により管理された近未来。宇宙飛行士を夢見る青年ビンセントは、劣性の遺伝子のため希望の無い生活を送っていた。そんなある日、ビンセントは闇業者の手配により、事故により身障者となった優秀な遺伝子をもつ元エリート、ジェロームに成りすます偽装の契約を結ぶ。そうして、ジェロームの遺伝子を借りてエリートとなったビンセントは、宇宙飛行施設「ガタカ」に潜り込む。が、そんな中、彼の正体に疑いを持っていた上司の殺人事件が起こりる。
デヴィッド・リンチ監督によるスリラー。ノース・キャロライナ州ランバートン。製材が主産業ののどかな町。よく晴れた日、大学生のジェフリーは、庭仕事をしていて突然異常な発作に襲われた父を見舞った病院からの帰り道、野原で異様な物を見つけた。手に取ってみると、それは何と切り落とされた人間の片耳だった……。
アイスピック殺人事件の捜査線上に浮び上がった女性作家。事件を捜査する刑事は次第に、容疑者の妖しい魅力のとりこになっていく。やがて彼自身に殺人容疑がかかってしまうが……。シャロン・ストーンの大胆な演技が話題を呼んだエロティック・サスペンス。
大都市ゴッサムシティ。敏腕検事だったデントは、法廷で硫酸をかけられた事件をきっかけに怪人トゥー・フェイスと化して悪事を働くように。一方、バットマンの表の顔、大富豪ウェインの会社で働く研究員ニグマは、自分の発明したマインドコントロール装置が無視されたことを逆恨みし、クイズで相手を翻弄する怪人リドラーに生まれ変わる。正義の味方バットマンは、多重人格の権威チェイス博士とこれら新たな敵に立ち向かっていく。
サスペンスの巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の最高傑作のひとつ。美女の自殺の裏に隠された巧妙なトリックを、謎めいたロマンスとともに描いたミステリー。 とある悲惨な事件をきっかけに、高所恐怖症となり、警察を退職したジョンのもとに、旧友から情緒不安定な自分の妻マデリンを尾行してほしいとの依頼が入った。断り切れなかったジョンは、その日の夜から尾行を開始。やがてマデリンを愛するようになってしまったジョンの目の前で彼女は身を投げた…。失意に暮れるジョンは、町をさまよううちにマデリンそっくりの女性と出会う。
ある日突然、密室に閉じこめられた6人の男女。それは正方形の巨大な立方体(CUBE)だった。いったい何のために作られたものなのか、なぜ自分たちが閉じこめられたのかは誰も知らない。脱出方法は6つあるハッチのいずれかを選び、同じ立方体でつながっている隣に移動しながら出口を探す以外ないが、いくつかの部屋には殺人トラップが仕掛けられていた。そんな中、やがて彼らは安全な部屋を示す“暗号”に気づく。
ある日突然、現実には存在しないはずの四次元立方体“CUBE”の中で目覚めた8人の男女。食料も、水も、脱出への手がかりさえも見つからない。出口を求めて彼らは別の立方体へと移動を始めるが、あちこちに仕掛けられた残忍なトラップ(罠)により、一人また一人と命を落としていく。誰が、何のために四次元立方体をつくったのか?なぜ、彼らはその中に入れられたのか?そして、この地獄に出口はあるのか…。緊迫と戦慄のサバイバルムービーが再び幕を開け、CUBEの正体がついに開かされる!!
立方体“CUBE”型の密室に仕掛けられた殺人トラップの恐怖が若者たちを襲うという斬新な設定で人気を博したホラー・シリーズの第3弾。今回は第1作「CUBE」以前へとさかのぼり、CUBE誕生に秘められた数々の謎が明かされていく。鋼鉄でできた立方体の密室で一人の男が目覚める。次の部屋へ入り込んだ男は、ノズルから噴き出した液体を浴び絶命した。その一部始終をモニタ越しに眺めていたCUBEの職員ウィンとドッド。職務に忠実なドッドに対し、ウィンは被験者の一人である若い女性レインズに特別な関心を寄せていた…。
イギリスの一流学園の生徒4人が突然失踪するが、18日後、そのうちの1人、リズだけが憔悴した姿で帰還する。彼女は学園中の女子生徒の憧れの的である男子生徒マイクと、その親友のジェフ、それにフランキーというクラスメイト3人とともに、近くにある防空壕跡の秘密の“穴”に閉じこもり、ちょっとした週末のパーティーを楽しんでいた、と証言する。ところがその話の裏には、彼女の切なくも痛ましい乙女心が隠されていて……。
大学で数学を教えるポールは余命1か月と宣告され心臓のドナーを待つ日々。また、夫と二人の幼い娘と幸せな生活を送るクリスティーナ。一方、前科を持つジャックは、神への信仰を生きがいに妻と二人の子供と暮らしていた。だが、ジャックが起こした悲劇的な事故をきっかけに、出会うはずのない3人の運命が、思いもよらぬ結末へと導かれていくのだった。
常人離れした知能指数を持つが日常生活には順応できない男、マックス・コーエンは自作のスーパーコンピュータを用いて日々株式市場の予測を行っていた。「世界に存在する事象のすべてはそれぞれ一つの数式で理解できる」と信じる彼の前に、ある日コンピュータが巨大な数字の塊を吐き出した。216桁のその数字には、かつて円周率 (π) を研究していたマックスの師ソルも辿り着いていた。彼はその日を境に216桁の数字が持つ不可思議な魔力に取り付かれていく。
不況時代のアメリカ30年代に実在した男女二人組の強盗、ボニーとクライドの凄絶な生きざまを描いた、アメリカン・ニューシネマの先駆け的作品。ケチな自動車泥棒だったクライドは、気の強いウェイトレスの娘ボニーと運命的に出会い、コンビを組んで強盗をやりはじめる。二人は順調に犯行を重ねていくが……。アカデミー賞2部門を受賞(助演女優賞エステル・パーソンズと撮影賞)した。
1971年の傑作黒人映画『黒いジャガー』のリメイク。サミュエル・L.ジャクソン演じる刑事ジョン・シャフトが、凶悪犯に立ち向かう痛快アクション。監督は西のスパイク・リーこと黒い鬼才ジョン・シングルトン!
大恐慌中の1935年。コールドマウンテン刑務所にあり、処刑室に続く通路があせた緑色であるため、“グリーンマイル”と呼ばれる死刑囚専用棟に殺人犯コーフィが収監される。だが、幼女惨殺の罪状とは裏腹に、コーフィは素晴らしい力を持っていた。彼は看守長ポールの重度の尿路感染症を治癒し、残忍な看守パーシーに踏み殺されたネズミをよみがえらせる。奇跡を目の当たりにしたポールはコーフィが本当に殺人犯なのか疑いだす。
宝石強盗を実行するために集められた、お互いに名前も素性も知らない6人のクセ者たち。完璧な計画のはずが、彼らは警官隊の襲撃を受ける。誰かが警察に通じていたのだ。命からがら集合場所に集まった彼らの心に、仲間への不信感がわき起こる……。
ライバルとして競い合う2人の天才マジシャン、アンジャーとボーデン。ある日、水槽脱出に失敗したアンジャーが溺死し、ボーデンは殺人罪で逮捕されて……。伏線だらけの衝撃サスペンス。