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愛讃讃 (2018)

ジャンル :

上映時間 : 8分

演出 : Shun Ikezoe

シノプシス

27歳になる上野歩(うえのあゆむ)は望んでなかった地元への帰省で疲れていた。駅のホームでタバコを吸おうとした時、ポケットから出てきたのはナツメの実。艶のある朱いその実にはどことなく見覚えがあった。彼の2番目の母、四川省出身の任世榮(にんせいえい)が好んで食べていたのもナツメの実だった。当時、母と呼ぶのに抵抗があった歩に「お姉ちゃんと呼ぼう」と父が提案した。彼がその「お姉ちゃん」を思い出したとき、過去と現在は邂逅し、次第に夢かうつつか分からない世界へと没入していく。 人は分かり合えないもの。そう感じる原点には中国人の元義母の存在があった。四川語と関西弁が飛び交い、母の一人称を「お姉ちゃん」と呼んでいた過去を期限切れの8mmカラーリバーサルフィルムで映し出す。そのフィルムの使用期限はお姉ちゃんが出て行った年だった。

出演

Shinya Ueno
Shinya Ueno
Geizen Shu
Geizen Shu

製作陣

Shun Ikezoe
Shun Ikezoe
Director
Hakobune
Hakobune
Music