Ludvík Kuba (1951)
ジャンル : ドキュメンタリー
上映時間 : 0分
演出 : Jiří Lehovec
脚本 : Jiří Lehovec, Oldřich Kříž
シノプシス
タルコフスキーとコンチャロフスキーという、旧ソ連の枠を脱して活躍することになる二大俊英が協力して脚本を執筆し、中世ロシア史上最高のイコン画家ルブリョフを主人公に、当時の社会と民衆の関わりを巨視的に捉えた歴史大作で、全体で二部構成。冒頭の、巨大な気球での飛行を試みる男たちの描写が象徴する閉鎖的な時代に、信仰と芸術の力によって風穴を開けたのがルブリョフと言える。彼は同窓の僧侶キリールに陥れられかけ、逆に大公の覚えめでたく宮廷画家となるが、連日、寺院の白い壁に向かい一筆も動かさない。神の愛を描きたいと願う彼の眼に時代は暗く映りすぎた。そして、公弟にそそのかされたタタール人が城を襲う(ここからが第二部)。ルブリョフは白痴の少女を救おうとして敵兵を討ち、後悔から筆を絶ち、修道院に戻るが、誰とも口をきかない。今や落魄の身のキリールとの再会……。ロシアはなお暗黒の中にあったが、大公は巨大な鐘の鋳造で威信回復を図る。今はなき名人の息子ボリースカの指導によって作業は開始され、ルブリョフはそれを興味深く見守る。秘訣を父に教わったという少年だが、実は鐘を作りたいばかりについた出まかせで、ようやく大鐘完成の暁に彼は真実を泣きながらルブリョフに明かす。彼は少年を賞賛し、自らも励まして言った。“君と一緒にやって行こう”……。15年にわたる無言の行の末、最初に出た言葉がそれであった。彼は再び絵筆をとり、その後、それまでの白黒とうって変わった鮮やかなカラーで写し出される偉大な作品群を残したのである。観ることが主人公の忍従に重なるような重厚な作品だが、それ故にラストの解放感は筆舌に尽くし難い。丸裸の自己と神--という一対一の構図を発見するまでの確執を描くのは、後のタルコフスキー作品にも通じるテーマだ。
事故で亡くなったクリスは、天国が輝かしく荘厳な場所だと知る。ところが彼の妻はショックから自殺し、地獄へ落ちてしまっていた……。幻想作家マシスンの原作を映画化したSFXファンタジー。
130年前に建てられて以来、カサデラコリーナは影のあるゴシック様式の建物であり、多くの伝説と悲劇的な死の噂に囲まれ、一人で立っていました。 邸宅の過去に興味をそそられたデビッドマーロー博士は、他の3人とチームを組んでいます。 恐怖の性質に関する研究。 そして、家はそのテナントの恐怖を目覚めさせます...
バルザックの『知られざる傑作』を原作に撮った、ジャック・リヴェット監督作品。孤高の画家フレンホーフェルは、自らの最高傑作“美しき諍い女”を描こうと妻をモデルにするが完成直前に破棄してしまう。そして10年後。彼の前に、若いモデル、マリアンヌが現れた事から彼は再び“美しき諍い女”の仕上げにとりかかるが……。4時間にも及ぶ上映時間の作品でありながら、全くその長さを感じさせない傑作。セリフの全くない、デッサンを描くシーンでの鉛筆の音だけが響きわたる画家と女との緊張感溢れる場面、そして女(=人間)の本性をキャンバスに描き込むという本作のテーマが露になる衝撃的なラスト・シーンと、その奥深い哲学的思想には思わず感服してしまう。この作品は、ビデオ化になる際に映画公開時のオリジナル・バージョンの4時間版と、131分のショート・バージョンの2タイプが発売されたが、何と言ってもオリジナル4時間版をお勧めする。
美大に通っているベンはガールフレンドのスージーと別れてはみたものの、未練がましく「やり直したい」と申し出る。しかし、スージーにすでに新しい恋人がいるという事実を告げられベンはショックで不眠症になってしまう。<一流のファッション雑誌のフォトグラファーとして活躍していたショーン・エリス監督が、まるでファッション写真が動き出したかのような美しい映像で見せるラブストーリー。主演に『ハリー・ポッター』シリーズでクィディッチのキャプテンを演じ注目を集めた、ショーン・ビガースタッフ。ヒロインに『戦場のピアニスト』でその存在感を見せつけたエミリア・フォックス。“時間は意識の中で延びたり、縮んだりする”という主人公の回りの時間をフリーズさせて撮った映像は、リアルでありながら幻想的。>
Deuce Bigalow goes to Amsterdam after a little accident including two irritating kids and a bunch of aggressive dolphins. There he meets up with his old friend T.J. Hicks. But a mysterious killer starts killing some of Amsterdam's finest gigolos and T.J. is mistaken for the extremely gay murderer. Deuce must enter the gigolo industry again to find the real murderer and clear T.J.'s name.
2003年アカデミー賞6部門ノミネート、最優秀作曲賞ほか2部門を受賞した話題作。18歳の少女フリーダは、バスに乗っていた際に事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負ってしまう……。伝説の女性画家、フリーダ・カーロの波乱に満ちた人生を描いた感動の大作。
ニューヨークの刑務所を出所した、稀代の大怪盗ハドソン・ホーク。今度こそ泥棒から足を洗うと誓うが、悪人たちが彼を放っておいてくれるわけがなく……。ブルース・ウィリス主演の痛快アクション・コメディ。
バイクスタントで生計を立てる元盗賊クランチは、あるとき弟ニッキーや昔の仲間たちとチームを組み、大仕事で裏稼業に舞い戻ることになった。狙いは希少中の希少本、“グーテンベルクが2番目に印刷した異端の福音書”。仲間が盗み出したものの、別件で逮捕され、気付かれぬまま税関に眠っているという。警備が厳重な博物館に戻される前に盗み出そうという作戦だ。だが一方、クランチとニッキーはそれぞれ別の思惑を抱えていた。
うさんくさいちょびヒゲをたくわえたうんちく好きな美術商チャーリー・モルデカイは、イギリスの諜報機関MI5に依頼されたゴヤの名画の捜索に乗り出す。屈強な用心棒ジョックと共に盗まれた名画の行方を追うが、その絵にはとんでもない財宝の秘密が隠されていることがわかり、マフィアや国際テロリストも絡む大争奪戦となる。
チューリップバブルがピークを迎える17世紀のオランダ。互いにひかれ合う豪商の若き妻と無名の画家が禁断の愛を貫くことを決め、ある計画を思いつくが...。
家族を大事にし、幸せな日々を過ごしてきたエヴァン。週末の夜、仕事の都合で妻子のいない家で留守番をしていると、ドアをノックする音が聞こえる。ドアを開けた彼の目に飛び込んだのは、雨に濡れたジェネシス、ベルという二人の美女。道に迷ってしまったという彼女たちを家に入れたエヴァンだが、そのなまめかしい魅力に惑わされていく。ついに誘惑に負けて快楽に浸るものの、突如として二人は凶暴な本性をあらわにする。
L.A.にある人気スターの大豪邸でエイリアンに襲撃された超わがまま俳優6人が、エゴとエゴをぶつけながらサバイバルに挑む爆笑世紀末コメディ。セス・ローゲンが製作・監督・脚本・主演をこなした意欲作。ジェームズ・フランコ、ジョナ・ヒルらが共演。
天才的な審美眼を誇る美術鑑定士ヴァージル・オールドマン(ジェフリー・ラッシュ)は、資産家の両親が遺(のこ)した美術品を査定してほしいという依頼を受ける。屋敷を訪ねるも依頼人の女性クレア(シルヴィア・フークス)は決して姿を現さず不信感を抱くヴァージルだったが、歴史的価値を持つ美術品の一部を見つける。その調査と共に依頼人の身辺を探る彼は……。
1932年、品格が漂うグランド・ブダペスト・ホテルを仕切る名コンシェルジュのグスタヴ・Hは、究極のおもてなしを信条に大勢の顧客たちをもてなしていた。しかし、常連客のマダムDが殺されたことでばく大な遺産争いに巻き込まれてしまう。グスタヴは信頼するベルボーイのゼロと一緒にホテルの威信を維持すべく、ヨーロッパ中を駆け巡る。
風景画家・アイナーは肖像画家である妻に頼まれ、女性モデルの代役を務めたことで、自分の内側に潜む女性らしさに気づく。トム・フーパー監督、エディ・レッドメイン主演によるラヴ・ストーリー。
A young and naive college art student becomes obsessed with assuming the identity and personality of a departed coed who used to live in her room, and in so doing causes complications that result in two men, a student and her art professor, lusting after her.
George, a lonely and fatalistic teen who's made it all the way to his senior year without ever having done a real day of work, is befriended by Sally, a popular but complicated girl who recognizes in him a kindred spirit.
ジェーンは幼いころに両親を亡くし、寄宿学校では不当な扱いを受けるが、何があっても前向きさを失わず、自由な生き方を探していた。卒業した彼女はソーンフィールド館の家庭教師となるが、3カ月たったある日、郵便を出しに出かけたジェーンは見知らぬ男性の馬を驚かせ落馬させてしまうが、彼こそが館の主ロチェスターだった。横柄で気難しいロチェスターはジェーンの清らかな魂に心打たれ、2人は次第に惹かれあうようになる。
ギル(オーウェン・ウィルソン)は婚約者(レイチェル・マクアダムス)と共に、彼女の両親の出張に便乗してパリを訪れる。彼はハリウッドで売れっ子脚本家として成功していたが、作家への夢も捨て切れずにいた。ロマンチストのギルは、あこがれの作家ヘミングウェイや画家のピカソらが暮らした1920年代の黄金期のパリに郷愁を抱いており……。