1914年、ナイル河畔の地下の神殿で見つかった古代文字は火・水・土・風以外の“第5の要素”があると示す。2214年、ニューヨーク。久しぶりに地球を訪れたモンドシャワン人の宇宙船は、武器商人ゾーグとその手下マンガロワ人に撃墜される。宇宙船にあった細胞を再生すると、地球の言語が分からない美少女が生まれ、町に逃げ出す。彼女、リールーはタクシー運転手コーベンに救われ、彼女の言葉が分かる神父のもとへ向かう。
17世紀、海賊たちが大海原を荒らしまわっていた遥かなる時代。カリブ海の港町ポートロイヤル。美しい総督の娘エリザベスはかつて海上で助けた少年ウィルが身につけていた黄金のメダルを手に入れ、今も密かに保管していた。そんなある日、突然ブラックパール号に乗ったキャプテン・バルボッサ率いる冷酷な海賊たちが町に現われ、エリザベスがさらわれてしまう。海賊の目的は、彼女がその時身につけていた例のメダルだった。一方、鍛冶屋で働く逞しい若者へと成長したウィルは、幽閉されていた元ブラックパール号船長で一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組み、エリザベスの救出に向かうのだが…。
呪われた海賊バルボッサとの壮絶な闘いを乗り越え、再びブラックパール号の船長となったジャック・スパロウ。しかし彼は、海賊なら誰もが恐れる幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィ・ジョーンズにもうじき魂を奪われようとしていた。13年前にブラックパール号を手に入れるためジョーンズと“血の契約”を交わしており、その契約の刻限が迫っていたのだ。それでもジャックはその事態を打開するべく、命運を握るある鍵の行方を追い始める。一方、結婚式を挙げようとしていた鍛冶屋の青年ウィルと総督の娘エリザベスは、ジャックを逃がした罪で投獄されるハメに。やがて、2人は再びジャックに会わなければならない宿命となり、それぞれ彼のもとへ向かうのだが…。
謎の円盤型飛行物体が地球に飛来し、事件を巻き起こす。テレビジャックにより人類にコンタクトを取ってきた「ミドリ人」と名乗る宇宙人は、巨大な脳に大きな目、骸骨のような口元の奇怪な緑色の生物だった。 見栄えばかりを気にするアメリカ大統領デイルは、政権内が穏健派と過激派にわかれる中、異星人を大々的なセレモニーで歓迎することにする。大統領の周囲は、ヒステリーな妻マーシャ、シニカルな大統領の娘タフィにお調子者の広報官ジェリー、楽観的なケスラー教授、ベトナム以来の鬼将軍デッカーという面々だった。
温厚誠実な銀行員サム・ウィート(パトリック・スウェイジ)は、陶芸家として成功しつつある最愛の恋人モリー・ジェンセン(デミ・ムーア)と幸せな時間を過ごし、同僚の友人カール・ブルーナー(トニー・ゴールドウィン)とも良好な関係を維持しながら順調に仕事をこなし、平穏な日々を送っていた。 ある日、サムは勤め先の銀行で、コンピュータ内の口座データに異変があるのを発見した。カールが手伝おうとしたが、サムは断り残業して調べる…。 後日、サムとモリーが「マクベス」を観劇しての帰り道、モリーがサムに自分の心を打ち明けた。「貴方と結婚したい」。今まで、彼女が避けていた問題だったのでサムは驚く。悩むサムに、モリーはなぜ「愛してる」と言葉にしてくれないのかと問い詰める。「愛してる……」とモリーが言うと、サムは必ず「Ditto(同じく)」と答えていた。 しかしそのとき、暗がりから一人の暴漢がサムを襲った。そしてサムと暴漢は揉み合いになり、暴漢が持っていた拳銃が発砲された。そして暴漢は逃げ、それを追いかけるも取り逃がしたサムが諦めて戻ると、モリーが血だらけの自分を抱いていた。サムは死んでゴーストになってしまったのだ。
When eccentric candy man Willy Wonka promises a lifetime supply of sweets and a tour of his chocolate factory to five lucky kids, penniless Charlie Bucket seeks the golden ticket that will make him a winner.
DCコミックスの誇るスーパー・ヒーローを巨費を投じて映画化した大作。ゴッサム・シティの闇に跳梁し悪を粉砕するバットマンと犯罪組織の新ボス・ジョーカーとの戦い。単純明解な娯楽編にはせずにひねった作品を目指していたのか、バットマンの誕生の秘密やジョーカーの設定などかなり暗めで、マニアックな仕上がりになっている。ニコルソン怪演。
ブラックレザーのロングコートに身を包み、夜の街を見下ろす一人の美女。ビルの屋上からコートをはためかせ、静かに地上に着地した彼女の正体は、ヴァンパイアの女戦士セリーン。彼女は長年戦い続けてきた宿敵、ライカンが、マイケルという若い人間の医師を執拗に追いかけていることに気付き不審に思う。セリーンは一族の現リーダー、クレイヴンにライカンの不穏な動きを報告したが、彼はたいした問題ではないと片付ける。しかし彼女は、ライカンが良からぬ陰謀を画策していると直感し、マイケルを追いかけるのだった。同時に彼女は、いつしか自分がマイケル自身に興味を抱いていると感じ、戸惑いを覚えていた……。...
七つの海を駆けめぐった海賊の時代が終ろうとしていた。世界制覇をもくろむ東インド会社のベケット卿は、“深海の悪霊”ディヴィ・ジョーンズを操り、海賊たちを次々と葬っていく。彼らの生き残る道はただ一つ。9 人の“伝説の海賊”を招集し、世界中の海賊たちを蜂起させ決戦を挑むのみ。だが、その鍵を握る9人目の人物こそ、溺死した船乗りが沈む永遠の地獄“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー(海の墓場)”に囚われているキャプテン・ジャック・スパロウだった…。総督の令嬢エリザベスと海賊の血を引くウィルは、甦った不死身の海賊キャプテン・バルボッサと共に、ジャック奪還の手掛りを握る中国海賊の長サオ・フェンのもとへと旅立つ。彼らの運命が再び交差するとき、海賊の史上最初にして最後の決戦の火蓋が切られる―。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』のマーティン・ブレスト監督が、34年の名作『明日なき抱擁』をブラッド・ピット主演でリメイクしたファンタスティックラブストーリー。 N.Y.のメディア会社「パリッシュ・コミュニケーション」の社長ウィリアム(ビル)・パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)は、ある夜どこからともなく響いてくる声を聞いた。次の日、ビルは愛娘のスーザン(クレア・フォーラニ)とその恋人ドリュー(ジェイク・ウェバー)と共にヘリで仕事に向かっていた。ビルの「恋人を愛しているか?」との問いに、素っ気無い反応をする娘にビルは話す。「愛は情熱だ。その経験のない人生は意味のないものだ」と。そして、その日スーザンは仕事場近くのコーヒーショップで一人の青年と出会う。最近この街に越してきた、という青年の気さくな態度に好感をもつスーザン。その夜、家族と共に食卓を囲んでいたビルの脳裏にまた同じ声が聞こえてくる。「私に会えるよ・・・ビル」。声に導かれるまま来客を招き入れるとスーザンがコーヒーショップで出会った青年が居た。以前から体調のすぐれないビルが心の中で問いかけていた「死期が近いのか」の言葉に青年は「イエス」と答えた。彼は青年の体を借りた死神だった。人間の生活に興味をもった死神が、ビルを連れて行く前に彼に案内を頼みにきたのだ。家族への説明に困ったビルは、青年をジョー・ブラック(ブラッド・ピット)だと紹介する。出会った時と印象の違うジョーを見て初めは困惑していたスーザンだったが、次第に彼の不思議な魅力に惹かれていく。父親のいう“情熱”を確かに感じていたのだ。
主人公のジョージという男は、いつも何処かでツキに見放され、逆境にばかり立ち向かう運命にあった。自分のミスではなく大金を失った彼は、全てに絶望して自殺を図る。ところが、12月の冷たい河に飛び降りようとしたとき、彼より先に一人の男が身を投げて救けてくれと叫んだ。あわてて救けたジョージに、男は、自分は見習い天使だと告げるが……。
ニューヨークで暮らす失業中のラリーは前妻がが再婚すると知り動揺する。愛する息子ニッキーとのきずなを保つために、ラリーは自然史博物館の深夜勤務の夜警員の仕事を引き受け、真夜中に警備を始める。ある夜、展示物が魔法を使ったように生き返り、ローマのグラディエーターやカウボーイたちがジオラマから飛び出して戦いを始める。
純粋でいて残酷、あまりにも多感な二人の女子高生が夢見る幻想と現実。夢に溺れる二人は、ついには自分達の領域を侵すものを抹殺しようとする……。実際に起きた事件の映画化で、彼女たちが犯行に駆り立てられるまでを鮮明に解き明かした、ピーター・ジャクソン監督による心理ドラマ。
シュレックは他の人からは怖がられている怪物である。その外見とは裏腹に本質は心の優しい彼は、人里離れた沼地で一人気楽に暮らしていた。ある日、シュレックは森の中でお調子者でおしゃべりなロバのドンキーと出会う。シュレックに怯えて逃げた兵達を見てシュレックが自分を救ってくれたと思い込み嫌がるシュレックについて行く。ドンキーのおしゃべりにうんざりしたシュレックが戻ってみると、彼の沼地には妖精やおとぎ話の主人公達が押し寄せてきていた。
旅の末、フィオナの呪いを解き、無事に結婚したシュレックとフィオナ。幸せな日々を送っていたが、ある日フィオナの両親から、結婚の祝いを行うので来る様にとの手紙が届く。嫌われるに決まっていると最初は渋っていたシュレックだが、同じく結婚したドラゴンと近頃気まずいというドンキーと共に仕方なくフィオナの故郷「遙か彼方の王国」に旅立ち、到着するもシュレックの予想通り、シュレックや怪物姿のフィオナを見た両親はびっくりし、怪物という偏見と考えが合わないことでシュレックと国王は喧嘩をしてしまう。
シュレックとフィオナは、沼のほとりの小屋には戻らず、遠い遠い王国で蛙の姿に戻り、病に伏せるハロルド国王の代理として騎士叙任や新造船の進水式、パーティへの出席に明け暮れる。面倒で慣れない行事に苦戦し、うんざりしていたシュレックだったが、フィオナの父であるハロルド国王の症状が悪化し、逝去してしまう。王位は自分に相応しくないと思ったシュレックは、ハロルド国王が言い残したもう一人の王位継承者、フィオナの従兄弟のアーサーを連れてくるべく、ドンキーとドラゴンの子供達や妊娠したフィオナに見送られ、ドンキーや長靴をはいた猫と旅に出る。
砂漠の都アグラバー。貧しい若者アラジンは、泥棒と間違われていた娘ジャスミンを助け出し、代わりに捕まってしまう。なんとジャスミンは、王宮から抜け出してきた姫君だった。投獄されたアラジンは、王国乗っ取りを狙う大臣ジャファーの策略で、自由と引き換えに魔法のランプを探す旅に出発することになった。洞窟の奥でランプを発見したアラジンが偶然ランプをこすったところ、なんと中からランプの精ジーニーが現われた。
ヴァンパイアとライカン(狼男族)の種族の存亡を賭けた死闘が繰り広げられてきた闇の世界の女戦士セリーンは、両種族の創世にまつわる自らに秘められた過酷な運命を知る。己の血族であるヴァンパイアに裏切られたセリーンは、複雑な想いの中、闇の世界“アンダーワールド”への復讐を誓う。
心の底から愛した女性と結ばれなかったチャン(トニー・レオン)は、「2046」というタイトルの小説を書き始める。それは“失われた愛”を取り戻そうと“2046”という場所を目指してミステリートレインに乗り込んだ男女を描いた小説だった。