Ryuichi Inomata

参加作品

絆のペダル
Director
走行距離が200kmを超える、世界一過酷なスポーツとさえいわれるロードレースにおいて、第一線で活躍していた日本人ロードレーサーがいた。彼の名前は宮澤崇史。 1992年にテレビで放送されていたツール・ド・フランスを見て感銘を受けた崇史は、ロードレース選手になる夢を抱いた。 元気なだけが取り柄の息子が初めて大きな目標を見つけたことに母は喜び、その夢を叶えるべく全力で応援することを約束する。崇史は高校卒業後にプロの自転車選手の道へと進み、徐々に頭角を現し始めた。多くの試練や困難を乗り越えて「日本一の自転車選手になる」夢を手にするまであと一歩となった矢先に母が肝臓を患って倒れてしまう。 医師から生体肝移植以外に母を救う手立てはないと告げられ、その移植する肝臓の適合者に最たる人物は息子である崇史だと知らされる。身を粉にして働き続け、崇史の夢を最優先に考えてくれた母を救うためならばと、躊躇いなく自身の肝臓を提供することを申し出る。しかし、一部とはいえ臓器の摘出手術を受ければ体に大きなダメージが残り、ロードレーサーとして第一線に復帰するのは極めて困難であることは明らか。母は息子を気遣い生体肝移植を行わないことも考えたが、崇史の優しさと強い願いに絆されて手術を受ける決意を固めた。 手術後、母は順調に回復。崇史も懸命にリハビリに励み、競技に復帰したものの期待される成果を残せずチームを離脱。その後、フランスに渡り個人登録選手としてヨーロッパを中心に競技に参戦する。努力と挑戦を積み重ねて再びトップアスリートとして返り咲いて帰国。2010年に行われたロードレース大会で優勝を果たし、母との約束であった「日本一」を手中に収めた。
ラストコップ THE MOVIE
Director
30年の昏睡からよみがえった神奈川県警横浜中央警察署の刑事課巡査部長・京極浩介は、何度も危機的な状況を乗り越えてきたが、その不死身ともいえるパワーにかげりが見え始める。京極が自らの生きざまを相棒の望月亮太に引き継ごうとする中、最新鋭の人工知能が原因の事件が発生。京極は、超ハイテクな人工知能と対決することになる。
書道ガールズ!! わたしたちの甲子園
Director
書道家の父を持つ書道部部長の里子は、書道に対する姿勢で他の部員と衝突してばかり。そんな時、産休に入った教員の代わりとして、臨時教師の池澤が赴任してくる。書道部の顧問となった彼は、まったく教える気がないどころか、里子の書を見てつまらないと言い放つ。面白くない里子だったが、彼が生徒たちの前で音楽に乗せて書を書くパフォーマンスを見せたことをきっかけに、部の中で何かが大きく変わり始める。
Don't Forget About Niini
Director
マリと子犬の物語
Director
新潟県中越地震発生時の実話を基に、被災地に取り残されながらも、産んだばかりの子犬たちを必死で守り抜こうとする母犬の奮闘を描いた感動作。新潟県山古志村で暮らす石川家に、新しい家族がやって来る。小学生の亮太と妹の彩が子犬を拾ってきたのだ。“マリ”と名付けられたその子犬はすくすくと成長し、やがて3匹の子を産む。しかし、新しい命の誕生に喜んだのもつかの間、村をマグニチュード6.8の大地震が襲い……。