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映画
映画人
Kukiko Moto
出生 : 1937-01-28, Saijo, Ehime, Japan
略歴
Japanese novelist.
参加作品
パーマネント・ブルー 真夏の恋
Novel
In a fishing town by the Seto Sea, a student discovers a woman motionless on the beach and takes her back to his family's inn to nurse her, but he soon discovers than she is an extremist on the run from the police.
大地の子守歌
Novel
13歳にして売春宿に売られた少女が、苛酷な運命に耐えたくましく生きつづける姿を描く。四国の山奥で祖母とふたりで暮らしていた少女りん。13歳のとき、祖母が死に、瀬戸内海の小さな島に売春婦として売られる。やがて初潮を迎えたりんは客をとらされる。以来、りんは狂ったように働きつづけた。
旅の重さ
Novel
「ママ、びっくりしないで、泣かないで、落着いてね。そう、わたしは旅に出たの。ただの家出じやないの、旅に出たのよ(つづく)」の書き出しで始まる。16歳の少女が、男出入りの多い貧しい絵かきの母と女ふたりの家庭や、学校生活が憂うつになり、家を飛び出したところから物語は始まる。舞台は四国。少女の実家も四国。海辺伝いに、四国遍路の旅に出た少女がママに宛てた手紙に託すかたちで、多感な青春の断面を四国の自然描写を織り込みながらみずみずしい筆致で描かれている。家出であり、旅でもあり、遍路でもあり、漂泊でもある、天衣無縫な自由きままな旅であり、常に母への手紙という形で描かれる。それは常に一方通行で、母からの復路はなく、すべてはモノローグである。