Cinematography
世界的な天才クラシックギタリストの蒔野は日本公演の直後、フランスの通信社でジャーナリストとして働く洋子と出会う。洋子にはリチャードという婚約者がいたが、彼女の魅力に惹かれた蒔野は高まる想いを抑え切れず、自分の心を伝えてしまう。彼の行動に心が揺れる洋子はリチャードに別れを切り出し、蒔野に会おうと日本にやって来る。だがその日、蒔野がタクシーにスマートフォンを置き忘れたせいで2人はすれ違ってしまい……。
Director of Photography
過眠症で引きこもり気味の寧子は、恋人でゴシップ雑誌の編集部勤務の津奈木と一緒に住んでいる。感情のコントロールが苦手な彼女は、そういう自分に本気で向き合おうとしない津奈木に苛立っていた。ある日、津奈木の元恋人の安堂が現れ、寧子を追い出すために、勝手にカフェバーのアルバイトを決める。渋々働きだした寧子だが、少しずつ店の人に心を開くようになり...。
Editor
見渡す限り雪原の真っ白な世界。人里離れた山奥でたった1人生きる男、垣内良一(瑛太)。日常のあらゆる俗物を捨て去り、飢えないために獣を殺し、食べ、眠り、貪るように読書し、日々ひたすら孤独と向き合う。社会と隔絶された場所で彼が生きる意味は、規制に縛られた日本社会のシステムを壊す事にあった。その目的を果たすため、爆弾を作ってはあらゆる機関や企業に送りつけてゆく。そして遂に最後の偉業を達成しようとしていた夜、自殺した兄のユキ(窪塚洋介)が現れる。それは、良一の知られざる過去を暴き、運命を思いもよらぬ結末へと導く……。