Takuro Yoshida

参加作品

微熱少年
1965年夏。高校生の健は浅井、能勢、加藤とバンドを組んでドラムを担当するが、当時流行していた日本の音楽に不満だった。彼のバンドは自然と解散してしまうが、何をしたらいいか分からない健と浅井は音楽業界でのアルバイトを通じ、美しい少女エリーと出会う。冬のある日、夏に友人になった優子はミュージシャンの吉田と婚約していたが、プロデビューが決まった吉田は優子に別れ話を切り出す。そんな優子を健は慰めるが……。
幕末青春グラフィティ Ronin 坂本竜馬
Shinsaku Takasugi
土佐藩を脱落した幕末の浪人・坂本竜馬が、長州の高杉晋作率いる奇兵隊と力を合わせ、4千の兵で幕府軍15万の兵と戦うまでを描く。
襟裳岬
Original Music Composer
Harajuku, the fashion capital of Tokyo. Yasuko (Izumi Yamaguchi) works at a boutique as a beginner seamstress. As snow covers the streets, the boutique's interior decorates itself with colorful clothing. An exhibition of the shops's spring line up is right around the corner. After a hard day at work Yasuko stops by at a produce market, setting all her unfinished work on the rear deck of a random truck. When she gets home, she realizes that she's missing a couple of things.
旅の重さ
Original Music Composer
「ママ、びっくりしないで、泣かないで、落着いてね。そう、わたしは旅に出たの。ただの家出じやないの、旅に出たのよ(つづく)」の書き出しで始まる。16歳の少女が、男出入りの多い貧しい絵かきの母と女ふたりの家庭や、学校生活が憂うつになり、家を飛び出したところから物語は始まる。舞台は四国。少女の実家も四国。海辺伝いに、四国遍路の旅に出た少女がママに宛てた手紙に託すかたちで、多感な青春の断面を四国の自然描写を織り込みながらみずみずしい筆致で描かれている。家出であり、旅でもあり、遍路でもあり、漂泊でもある、天衣無縫な自由きままな旅であり、常に母への手紙という形で描かれる。それは常に一方通行で、母からの復路はなく、すべてはモノローグである。