Mizuki Ritsu
アパレルメーカー「LOVE&HATE」のデザイナーである水木律は、NY留学からの帰国当日に社長の息子二人との同居を言い渡される。社長から内密に、突然引きこもりになってしまった高校生の長男・翔の様子を見て話を聞いてやってくれと頼まれた律は、翔を心配しながらも以前から親しかった兄弟達に会えるのを楽しみに彼らの家を訪ねた。弟の遼は律との再会を心から喜んだが、翔は心を閉ざしたままだった。翔の変貌ぶりに律は衝撃を受ける。留学前、翔と律は密かに愛しあっていたのだ。翔を立ち直らせようと必死で努力する律。しかし、彼の気付かぬところで、悪意に満ちた裏切りが仕掛けられていた。