Akatsuki Nakata

参加作品

耳をかく女
 孤高のミュージシャン・加地等の晩年を記録したドキュメンタリー「加地等がいた 僕の歌を聴いとくれ」や、TAMA NEW WAVE2011でグランプリを受賞した劇映画「私の悲しみ」が相次いで劇場公開された新鋭・堀内博志の監督第3作で、「耳」をテーマに若者の心の揺れをリリカルに描いた青春ドラマ。3・11の震災時、部屋に置き去りにされたことがきっかけで恋人の修一と別れた絵菜は、大学在学中に内定をもらっていた企業から震災の影響で内定を取り消され、いまも就職活動を続けていた。しかし、消極的な性格な上に、原因不明の難聴に悩まされて補聴器が手放せず、思うように就活が進まない。そんなある日、絵菜は大学時代の同級生と偶然再会し、彼女が働いているという耳かき店に誘われる。