Ban Kojika

出生 : 1932-06-18, Asakusa, Tokyo Prefecture, Japan

死亡 : 2004-04-29

参加作品

マルサの女2
Restaurant Owner
地上げ屋同士の熾烈な攻防戦が吹き荒れるバブル期の東京。オフィスビルの建設ラッシュを機に、政治家・建設業者・商社・銀行が結託して巨額の利益を上げんと欲望を燃え上がらせていた。 そんな中、代議士の漆原は天の道教団の管長・鬼沢に目をつける。鬼沢は宗教を隠れ蓑に風俗業など数々の商売をし、さらにヤクザを操り地上げの嵐を吹き荒らしていた。しかもそれらの商売による収益を宗教法人に入金して課税を免れていた。 「宗教活動以外での所得は課税対象となる」という税法を盾に、やり手査察官・板倉亮子をはじめとする国税局査察部・通称マルサは鬼沢の内偵調査を行う。亮子は大蔵省のエリート官僚・三島を引きつれ鬼沢の身辺調査に入るが、教団信者やヤクザ達の妨害に遭い、調査は難航。ようやく脱税のシッポを掴んだマルサは強制調査に着手し、鬼沢の取調べが行われるが、鬼沢は頑として脱税を認めず、逆ギレして地上げの正当性を主張する。 そんな中、鬼沢の手下が射殺される。査察部は脱税を隠蔽するために鬼沢が「トカゲの尻尾」のように切り捨てたのではないかと疑うが、やがて鬼沢本人が狙撃される事件が発生。危うく難を逃れたが、鬼沢も「トカゲの尻尾」、つまり使い捨てられる駒でしかなかったのだ。 鬼沢の地上げした土地ではビルの着工を前に地鎮祭が行われる。鬼沢を背後で操って自らは手を汚すことなく利益を得た大臣・代議士・企業幹部が談笑する。その姿を少数の同僚とともにフェンス越しに隠れて見つめていた亮子は、やりきれなさに唇を噛む。 一方、鬼沢は自分の墓に巨額の財産を隠していた。最後に笑ったのは鬼沢であった。
湘南爆走族
紫色のリーゼントにチョーランとドカン。しかも手芸部部長。彼こそ、四人のツッパリ仲間と一緒に湘南を走り回る湘南爆走族、略して「湘爆」のヘッド・江口洋助。今日もサイレン鳴らして追ってくる警察を振り切って、目指すはいつものラーメン屋。だがそんな彼らの前に、湘南への進出を狙うグループが現れた。湘爆への挑発行為を繰り返していく連中に、オトコ・江口のガマンもついに限界に達する。
行きずりの殺意
A woman's life is irrevocably altered when a young murderer stumbles into her home.
妻は告白する
A death occurs during a mountain-climbing expedition.
赤い死線
ブルークリスマス
国営放送の報道部員・南は、京都で開催された国際科学者会議でUFOの実在を訴えた直後に失踪した兵藤博士の行方を追ううちに、世界各地にUFOが頻繁に現われ、それと遭遇した人間の血が青く変質する事実を知る。南はその事実を報道しようとするが、放送局に政府の圧力がかかって頓挫せざるを得なった上に左遷させられる。青い血の人間が世界中で急激に増加する事実を各国の政府が隠匿する裏には、異星人への疑いに不安を膨れ上がらせた主要国指導部による陰惨極まりない謀略が隠されていた。世界規模で人権の一切を否定された青い血の人々に降りかかる惨劇の数々。そしてそれは悲劇への道でもあった。
兄貴の恋人
女子大生の節子は、商社マンの兄・鉄平のモテモテぶりにいつもやきもきしていた。 当の鉄平は清楚なOL和子と金持ちでグラマーな緑を両天秤。緑の存在を知らなかった節子は、プ-ルでふたりのデートの現場をみつけ、もうオカンムリ。そんな時、鉄平に海外転勤の話が持ち上がった。あらためて、かけがえのない和子への思いに気づきプロポーズする鉄平。今まで兄の縁談を次々にぶち壊してきた節子だったが、初めて鉄平の真剣な目に触れ、心揺らぐのだった…。