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1944年広島。18歳のすずは、顔も見たことのない若者と結婚し、生まれ育った江波から20キロメートル離れた呉へとやって来る。それまで得意な絵を描いてばかりだった彼女は、一転して一家を支える主婦に。創意工夫を凝らしながら食糧難を乗り越え、毎日の食卓を作り出す。やがて戦争は激しくなり、日本海軍の要となっている呉はアメリカ軍によるすさまじい空襲にさらされ、数多くの軍艦が燃え上がり、町並みも破壊されていく。そんな状況でも懸命に生きていくすずだったが、ついに1945年8月を迎える。
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2100年人類滅亡!?
色とりどりの光がきらめき浮遊している無重力の空間――「知識の箱」。
デュアルとドロシーはそこで敵と戦っていた。 敵、それは世界を侵食する存在――ウイルス。
ウイルスに汚されてしまったデータは消去しなければいけない。
それが彼女たち 「アンチウイルスプログラム」 の使命だった。
「知識の箱」 には、地球上のあらゆる時代やさまざまな場所が記録 (バックアップ)されていた。
そのデータを収集している存在こそが「マザー」。
「ViOS」というこの世界をつかさどるシステムの中で動いている環境管理プログラムだった。
人類の死滅した世界で「マザー」はデータを集め続けていたのだ。
あるときデュアルとドロシーは、ウイルスに襲われているひとりの少女を救う。
「リモ」と名乗る少女は記憶のほとんどを失っていた。
デュアルとドロシーは、リモの正体を探すために、 この 「知識の箱」をめぐりはじめる。
「マザー」の真意とは? ウイルスがなぜ発生するのか? リモの正体とは?
一一旅の果てに少女たちは真実を目撃する。
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対テロ戦争による破壊の傷が、生々しく残る東京。そこに帰国した一人の青年。後に新十郎と呼ばれることになるこの青年の側には、謎めいた少年・因果がいた。行くあてもない新十郎に、東京検察庁の虎山泉が接触してくる。「きみ、大野妙心を知ってるよね?」大野妙心とは、新興宗教『別天王会』の会師。彼は、現御神(あきつみかみ)を称する少女・別天王をまつりあげ、ヤミヨセという秘密儀式を行っていた。だが儀式の最中、信者が次々に獣に襲われて死ぬという事件が発生。獣そのものの実在を証明できず、警察は殺人事件として立件できないでいた。過去と現在が交錯し、真実を求める新十郎の前に、神をも超える力を持つという別天王が立ちふさがる。それは新十郎と因果の出会いから始まる、敗戦探偵最初の事件―。