Original Music Composer
カメラマンを本業とする男・佐々木は、勤務していた会社をリストラされ、さらには愛する妻・佐和子に逃げられ、一人寂しく暮らしていた。ある日、佐々木は東京から沖縄へ一人旅立つ。飛行機から船を乗り継ぎ、辿り着いた島に住む4人のホームレスと楽しい一夜を過ごした佐々木だったが、翌朝目覚めると、持って来た荷物が全てなくなっていた。
Music
鈴子は短大を卒業したものの就職できずに仕方なくアルバイトをしている。どうにかしてこの生活から抜け出そうと考えている中、ひょんな事件に巻き込まれてしまう。 「百万円貯まったら、この家を出て行きます!」 と家族に宣言。百万円を貯めるたびに、次から次へと引越しをして、1人で生きていく決意をする。 海の家での短期アルバイト、桃園で桃をもぎり、ホームセンターで働き、ちょっぴり恋をする― 行く先々の街で様々な人たちと出会い、笑ったり、怒ったり素敵な恋をしながら、自分だけの生き方をみつけてゆく一人の女性の物語。
「鮫肌男と桃尻女」の石井克人監督が、一見普通に見える一家のちょっとおかしな日常をユーモラスに描いた異色ホームドラマ。それぞれ心にモヤモヤを抱えた家族が繰り広げるユニークなエピソードの数々を、アニメやCG映像を織り交ぜつつ、美しい田園風景をバックにゆったりとした時間の流れの中で優しく綴ってゆく。2004年カンヌ国際映画祭の監督週間オープニング作品。 山間の小さな町に暮らす春野家の人々。彼らはそれぞれ悩みを抱え悶々としていた。内気な高校生の長男・一は恋に悩み、小学校に入学したての妹・幸子は時折ふと現われる巨大な自分の分身に困惑している。母・美子は子育てが一段落したことでアニメーターに復帰しようと奮闘中。催眠治療士の父・ノブオは、そんな美子に不満な様子。東京で音楽ミキサーをやっている叔父のアヤノは元恋人に未練タラタラ、ノブオの弟で漫画家の轟木一騎は仕事に行き詰まっていた。それでも春野家の祖父・アキラはそんな家族をいつも温かく見守っていた…。