There have been cases of mysterious disappearances of onsen visitors in Atsumi city in S prefecture.The victims were eventually found dead with signs of severe injuries to their bodies resembling a vicious shark attack.
Kanemoto
安倍夜郎のヒット漫画を原作にしたTVドラマシリーズ「深夜食堂」の映画化第2弾。繁華街の路地裏にある小さな食堂“めしや”。春夏秋冬、ちょっとワケありな客がマスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、明日への一歩を踏み出す。
Kanemoto
街のある一角に、深夜0時になると開くめしやがある。掲げられたメニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかないが、マスターができるものだったら言えば作ってくれる。めしやにはいつもマスターの味と居心地の良さを求めて人が集まる。ある日、店に骨壷が置き忘れられていた。常連客たちが骨壷をネタにああだこうだ話に花を咲かせていたところ、久しぶりにたまこがやってくる。最近愛人を亡くした彼女は、新しいパトロンを探している最中だった。めしやに住み込みで働くことになったみちるも、常連客のあけみに会いたいと騒ぐ謙三も、何か訳ありの様子。マスターのどこか懐かしい味は、そんな彼らのおなかも心も満たしていく。
Chinese Restaurant Owner
東京から神奈川へ突き出るように位置する街“まほろ市”。都会でもなければ田舎でもない。そんな街の駅前で便利屋“多田便利軒”を営むバツイチ男、多田啓介(瑛太)は淡々と仕事をこなす真面目なしっかり者。だが、ある年の正月、客から預かったチワワに逃げられてしまう。やがてバス停で見つけたチワワを抱く男は、中学時代の同級生・行天春彦(松田龍平)だった。かつての無口な印象とは違い、よく喋る風変わりな男に変貌した行天と一緒にチワワを返しに行く多田だったが、依頼人は既に夜逃げ。所在を突き止めたものの、新しい飼い主を探すよう頼まれてしまう。さらに、半ば無理やり行天が多田の家に居候することになり、多田と行天、そしてチワワの奇妙な共同生活が始まる。3月になり、自称コロンビア人娼婦ルル(片岡礼子)とルームメイトのハイシー(鈴木杏)がチワワの引き取りを申し出てくる。多田はそれを断るが、行天は条件付きでチワワの受け渡しを約束してしまう。行天の勝手な行動に苛立つ多田だったが、“犬は必要とする人に飼われるのが一番幸せだ。”という彼の言葉に心を動かされる。6月。小学生、由良(横山幸汰)の塾の送迎を依頼された多田と行天。親の愛情に飢える由良は当初、生意気な態度を見せるが、次第に2人になついていく。その傍ら、由良が密かに覚せい剤の運搬に関わっていることを知った多田は、元締めの星(高良健吾)と取引して由良を解放。親の愛情について、優しく由良を諭す。8月になると、行天の元妻、三峯凪子(本上まなみ)が現れ、多田は彼の秘密の一部を知る。同じころ、ハイシーに付きまとうストーカーの山下(柄本佑)を撃退する行天。だが、山下は星の手下だった。多田の事務所を訪れた星は、問題児の山下と共に、深入りした行天を消すと警告。そして10月。忘れられない過去と否応無しに向き合うこととなった2人は、遂に最後の季節を迎える……。
「海辺の生と死」「アレノ」など生と性を独自の視線で描いてきた越川道夫監督が、夜の街で出会った女性と秘密を抱える塾講師のノスタルジックな逃避行を描いたドラマ。 ある日、居酒屋で知り合った若い女性モモと、40歳の男性トウドウ。童謡の「靴が鳴る」を歌いながら手をつないで歩く2人は互いを求め合い、身体を交わす。翌朝、昨晩の記憶をたどりながら、「道行みたいだね」と言うトウドウ。その言葉の意味を知ったモモは、黙って彼に泣きつく。それぞれにつらい過去を持つ2人は海を目指し、世界から逃げるよとする。 ヒロイン・モモ役を本作が長編映画初主演となる北澤響、トウドウ役を「偶然と想像」「愛なのに」も中島歩がそれぞれ演じる。