新型コロナウイルス感染拡大により漠然とした不安が漂う2020年を舞台に、世代も職業も異なる人々が織りなす人間模様を描いた群像劇。 しし座流星群がピークを迎えた2020年11月17日。新型コロナの影響で結婚式を挙げることができなかった亮介とゆかりは、都会から離れた友人の家でお祝いパーティを開いてもらうことに。日頃から本音を話そうとしない亮介に不安を抱えていたゆかりは、彼の隠し事を知ってしまい、祝いの席に不穏な空気が流れる。一方、出演舞台の中止が続く若手俳優・片岡、帰省できず里帰り出産の我が子を抱くこともできないタクシー運転手・淡路、学校イベントのほとんどが中止になり恋心を伝えられずにいる中学3年生の光輝と鈴らが、やり切れない想いを抱え葛藤しながらも、いつか訪れる明るい未来へ向けて、それぞれの一歩を踏み出そうとしていた。 亮介を「あゝ、荒野」の前原滉、ゆかりを「君の膵臓をたべたい」の大友花恋が演じる。監督は「名前」の戸田彬弘。
実際に人々が体験した怖い話をリアルに描くリアルホラーエンターテインメント。
Airi Senou
平穏な日々をおくる、年の差カップルの菜奈(原田)と翔太(田中)は、東京都内のマンション“キウンクエ蔵前”に引っ越し、2年後に結婚する。住民会を通じて仲良くなったマンションの住人たちを招待して船上ウェディングパーティーを開催することに。菜奈と翔太と住人たちを乗せて出港するクルーズ船だったが、そこで連続殺人が起きる。幸せいっぱいの新婚生活を始めるはずが一転、住人たちの“交換殺人ゲーム”に巻き込まれていく。逃げ場のない船上で、一人、また一人と殺されていく中、菜奈と翔太と住人たちは謎解きに乗り出す。だが、そこには思わぬ殺意が交錯していた…。逃げ場のない船上。止まらない狂気。連鎖する殺人。予測不能な“あな番”ミステリーが出航する。
Kyoko (past days)
[僕]は高校時代の同級生・桜良の言葉をきっかけに母校の教師となった。彼は図書館の改築のため本の整理をしているとき、教え子と話し始めたことをきっかけに、彼女と過ごした数カ月を思い出す。膵臓の病を患う桜良が書いていた「共病文庫」という日記を偶然拾ったことから[僕]は家族以外で唯一、彼女が病気の身であると知る。[僕]は桜良の亡くなる前にしたいことのリストに沿って、彼女と一緒の時間を過ごす。
Rinko Mamiya
1964年、東京オリンピックの開催に向けて日本中が沸き立つ中、秋田泉一という男が長野県塩尻市に誕生する。ごく普通の少年として育っていた彼は、小学校の運動会で行われた徒競走で一等になる。一等賞というものが与えてくれる、いいようのない幸福感のとりこになってしまった彼は、それをきっかけにさまざまな分野で一等賞を取ろうと決意。書道、絵画、火起こし、大声コンテスト、マスのつかみ取りなど、大会やコンクールに片っ端から参加しては一等賞に輝くが時を経て徐々に人生の挫折を味わうことになる。
Tamako Matsuoka
A 3rd year transfer student from a Tokyo middle school, was emotionally hurt in the soft tennis club she belonged to at her previous school. Unaware of this, Tamako pesters Aki to teach her soft tennis. Together, they go about creating a court on the campus of a closed-down school.