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3万人のランナーと15万人の観客を狙った、東京ビッグシティマラソン爆弾テロ事件。特命係の杉下右京と亀山薫が犯人追跡に奔走する中、鑑識課員の米沢守は、マラソン参加者の映像の中に、別れた妻・知子の姿を見つけてしまう。会わなければ後悔する、そう直感した米沢は、自宅アパートの前まで来るが、結局呼び鈴を押せないまま帰ってしまう。 それから2日後、女性の変死体が発見され、米沢に出動要請がかかる。場所は知子のアパート。嫌な予感は的中した。死んでいたのは知子だった。側には「悔しいです。こんな結果に終わって、残念でなりません。」と書き残された紙片。だが米沢は、知子の体にあるはずの二つ並んだほくろがないことに気づく。「真鍋知子」は元妻・知子ではなく、瓜二つの別人だった。 事件は自殺と断定されるが、腑に落ちない米沢は、知子の元夫で所轄署の刑事・相原と、事件の真相を探っていく。