Rokurō Terada

参加作品

はなちゃんのみそ汁
Director of Photography
25歳という若さで乳がんと診断された安武千恵は苦しい治療を乗り越え結婚、そして奇跡的に授かった娘はなのためにも元気に生きたいと願うが、ほどなくしてがんが再発。生き続けたいと願う一方、もし自分が死んでも娘が困らないように「自分で生きる力を遺したい」と、4歳になった娘にみそ汁作りを教え始める。その5か月後、幼い娘と夫を残して千恵は亡くなる。
舞妓はレディ
Director of Photography
古都・京都。お茶屋・万寿楽にある夜、絶対に舞妓になりたいと少女・春子が押し掛けてくる。春子は必死で頼み込むが、誰も相手にしようとしない。ところが偶然その様子を目にした言語学者の「センセ」こと京野が、鹿児島弁と津軽弁が混ざった彼女に関心を寄せたことから、晴れて万寿楽の仕込み(見習い)になる春子だった。
R-18文学賞 vol.1 自縄自縛の私
Director of Photography
Yuria discovered the pleasure of tying herself up in her university days, and resumes the pursuit in order to relieve work stress. She starts a blog to describe the sensation of rope on her skin, and becomes acquainted with a cross-dressing bondage aficionado. Eventually, she grows bolder in practicing her hobby, and begins to wear bindings under her suit while at work.
終の信託
Director of Photography
綾乃は患者からの評判も良い、呼吸器内科のエリート医師だが、長い間、不倫の関係にあった同僚医師・高井に捨てられ、自殺未遂騒動を起こしてしまう。そんな彼女の心の傷を癒やしたのは、重度のぜんそくを患い、入退院を繰り返していた男性、秦三だった。2人は心の内を語り合い、医師と患者の枠を超えた心の絆で結ばれる。だが、病状が悪化し、死期が迫ったことを悟った秦三は綾乃に、その時が来たら楽にしてほしいと懇願する。
ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う
Director of Photography
古びたビルに「あゆみ」というバーがあり、毋のあゆみ、姉の桃、そして、れんの美人を目当てに店は賑わっているが秘かに保険金目当ての殺人でビルを建て直す野望を持っている。ある日、老人を刺し殺し死体をバラバラにして森で散布したが老人が嵌めていた高級腕時計もれんのミスで混ざっていた。製造番号からバレることを恐れ、れんは代行屋の紅次郎こと村木哲郎に嘘をつき時計の捜索を依頼する。時計は奇跡的に見つかるが発見現場の異様な光景に殺人の疑いを抱き、つい最近、自分を窃盗犯と間違え拘束した女刑事ちひろに、その調査を依頼する。
人が人を愛することのどうしようもなさ
Director of Photography
人気女優として活躍する名美は、夫の洋介との愛のない結婚生活に心身ともに疲れ果てていた。そんな彼女の新作主演映画は、夫の不倫に傷つき精神のバランスを崩したヒロインが、娼婦として街に立つというスキャンダラスな内容。孤独な女の生きざまに迫った物語は、いつしか名美の人生と重なってゆく。