Midori Utsumi

参加作品

哀しい気分でジョーク
人気コメディアンの五十嵐洋はテレビやラジオに引っぱりだこで、一人息子の健の世話はマネージャーの善平に任せきりだった。だが健が脳幹部腫瘍に冒されており、余命数ヶ月と診断されてしまう。妻に逃げられ息子と二人暮らしだった洋は、その日を境に仕事の量をセーブし、できるだけ健と二人の時間を増やすことにした。だが健のことが気になり仕事に打ち込むことができず、洋のコメディアンとしての評判は落ちていく一方だった。
月の夜 星の朝
Based on the comic by Keiko Honda.
ハレンチ学園
Midori Nishio
今日は「聖ハレンチ学園」の卒業式。居並ぶ在校生の中には、山岸、袋小路、風間、柳生みつ子の顔が、一方教師側には校長以下荒木、吉永、木戸の神妙な顔がみえる。「仰げば尊し」の歌声は流れているものの、歌っているのは教師だけで生徒たちはまったく無視した態度。そこへ教育委員到着の知らせが入ったが校長はこの醜態を見せては、補助金打ち切りになりかねぬと無事卒業式は終了したと報告し、教育委員の目をごまかすのだった。山岸たちはこの事実をネタに、教師を強迫、全員にオール5を認めさせた。しかし、その反動として、荒木は男生徒を檻に入れ、木刀をふりまわした。そこに現われ、生徒の人望を集めたのは新任の体操教師マカロニだった!