Screenplay
隣界——かつて災厄と呼ぶほどの力を持った精霊たちが存在したとされる世界。 しかし、既に精霊たちは隣界から姿を消しており、そこは《準精霊》と呼ばれる少女たちの戦場となっていた—— 《第一○領域(マルクト)》と呼ばれる隣界の一部。精霊・時崎狂三はそこで目を覚ました…… 何故ここにいるのか、どうやって来たのか……なにより、ここは何なのか。 知識の及ばぬ世界へと迷い込んでしまった狂三の耳朶に響いた声—— 心おきなく余生をお楽しみください 生き残るのはただ一人 どうか存分に殺し合ってください 突如開始される殺し合い(バトルロイヤル)。数多の獲物が交錯し、血飛沫が舞い踊る。 狂三を取り巻く《戦争(デート)》の引鉄は唐突に引かれた——