Old Woman in Church (uncredited)
イタリア、ナポリに浮かぶ小さな島に、チリ政府に追われた世界的詩人パブロ・ネルーダが亡命し、滞在することとなった。彼だけに郵便を届ける配達人となった村の貧しい青年マリオは、ネルーダとの交流の中で、少しずつ詩の世界に触れ、恋を知るのだった。美しい風景の中で切ない愛と友情を描く感動作。
Anziana signora (uncredited)
共産主義信奉者の大学教授ブルスキ(マルチェロ・マストロヤンニ)は規則正しい生活を送るのが身上の保守的な人間。ある日、疎遠な息子オリヴィエロから離婚寸前の妻ステラ(サンドリーヌ・ボネール)が出て行ったため、4歳の娘パペレを託される。利発だがちょっと変わった孫娘との生活にとまどうブルスキだが、やがて感受性豊かな彼女との生活が楽しみになる。ところがそこにステラが転がり込んできて状況は一転。奔放で粗野なステラは自分の都合だけでパペレを振り回し、ブルスキと衝突を続けたあげく家を追い出される。1カ月後、交通事故にあったステラを探しあてたブルスキは彼女を家に連れ帰る。奇妙な共同生活が続くなか、ブルスキはステラを本当の娘のように思い始め、3人は家族のようになった。ブルスキから教育を受けて新たな世界に目覚めるステラだが、彼との生活は窮屈だった。ある日、ステラはパペレを連れて家を出て行く。残されたブルスキは人生の黄昏をかみしめるのだった。
Giacinto lives with his wife, their ten children and various other family members in a shack on the hills of Rome. Some time ago he has lost his left eye while at work, and got a consistent sum of money from the insurance company, which he keeps hidden from the rest of the family. His whole life is now based on defending the money he sees as his own, while the rest of the family tries to kill him.