Anuchyd Sapanphong

参加作品

春の雪
大正初期。幼なじみとして育った侯爵家の子息・松枝清顕と伯爵家の令嬢・綾倉聡子はいつしか惹かれ合っていたが、互いにそれに気付かずにいた。そんなある日、聡子に宮家の洞院宮治典王から縁談が舞い込む。綾倉家にとっては願ってもないことで、また断わることなど許されない話でもあった。正式な婚約の勅許が下りた後、清顕はようやく自らの本当の想いを知る。聡子もまた、自分が本当に愛しているのは清顕だと気付く。