Honami Sato

ピンク映画の監督と脚本家志望だった男。 ふたりが愛した女は、同じ女だった――。 斜陽の一途にあるピンク映画業界。栩谷は監督だが、もう5年も映画を撮れていない。 梅雨のある日、栩谷は大家から、とあるアパートの住人への立ち退き交渉を頼まれる。その男・伊関は、かつてシナリオを書いていた。映画を夢見たふたりの男の人生は、ある女優との奇縁によって交錯していく。

清廉潔白な小学校臨時教員・桐谷仁（稲葉友）。正規教員の道も開かれ順調な彼の人生は、帰宅中のある夜、覆面の暴漢に襲われて身も心も凌辱され、深い闇へと突き落とされる。 3ヶ月後、激しいトラウマを抱えながらも、結婚生活と仕事のため必死で “変わらぬ日常” を送る仁の前に、謎の青年KAI（遠藤健慎）が現れる。 「覚えてる？俺のこと」――仁の心の傷を容赦なくえぐり、それをラップで表現するよう挑発するKAI。仁もまた、川崎の工業地帯で暮らす人々と触れ合いながら自らの再生をかけて立ち上がる。 社会の片隅で生きる者たちの葛藤と戦い、その先にある“真実の愛”とは…… もがき、苦しみ、俺たちは生きていくー。

「性の劇薬」「アルプススタンドのはしの方」の城定秀夫が監督、「愛がなんだ」「街の上で」の今泉力哉が脚本を務め、瀬戸康史の主演で一方通行の恋愛が交差するさまを描いたラブコメディ。城定と今泉が互いに脚本を提供しあってR15＋指定のラブストーリー映画を製作するコラボレーション企画「L/R15」の1本。古本屋の店主・多田は、店に通う女子高生・岬から求婚されるが、多田には一花という忘れられない存在の女性がいた。一方、結婚式の準備に追われる一花は、婚約相手の亮介とウェディングプランナーの美樹が男女の関係になっていることを知らずにいた。多田役を瀬戸が演じるほか、一花役を「窮鼠はチーズの夢を見る」のさとうほなみ、岬役を「由宇子の天秤」の河合優実、亮介役を「よだかの片想い」の中島歩がそれぞれ演じる。

Rei helps the woman she's been in love with for years escape her abusive husband. While on the run, their feelings for each other catch fire.

Designer Enatsu secretly worries about sexlessness with his wife. Office worker Akane has been trying to return to work in the office while undergoing rehab at home for panic symptoms. Elite advertising agent Ikeyama wants to cut the relationship with his lover. A shabby man named Kurita appears before the three, each with a secret. Enatsu is told by Kurita that he has been having an affair with Enatsu's wife and wants to apologize. Akane accidentally runs over Kurita while driving alone for the first time in a long time. After finishing work, Ikeyama gets a phone call from Kurita saying he has abducted Ikeyama’s lover. The suspicious man who calls himself Kurita gradually reveals the secrets of the three regarding their sexualities...

既婚者でありながら不倫を重ねていたひとりの男。偶然にも彼の妻から浮気調査の依頼を受けたという大学時代の後輩と再会し、流されるままに関係を持ってしまう。

A short film by Yuki Iwata