Yuzuki Isii

参加作品

森のかたみ
Haruki Kawase
12年前の事故以来、秀人は弟・雅人を避けるようになっていた。数年ぶりに故郷を訪れた秀人は、ここにいるはずのない雅人の姿を見る。「あの日のこと、覚えてる?」雅人はそう秀人に尋ねると、秀人を事故の場所へと連れて行く。──忘れている記憶と、覚えているつもりでいた記憶。秀人は12年前のことを、徐々に思い出していく。