Kenichi Ozaki
老舗料亭の長女で高校生の里伽子は重いトラウマを抱えていた。誰にも打ち明けられず、親の前では“良い子”を演じ、夜遊びにふける毎日。妹・依里子はそんな彼女を憎んでいた。依里子は密かに想いを寄せる姉の親友・美樹が姉を好きなことが分かり、ますます嫉妬が募る。一方、大病院の息子・朋章は周囲から色メガネで見られ悪い噂が絶えない。そんな彼に後輩の高尾はいけないと思いつつ恋心を抱いてしまう。そして、高尾の同級生・篤志は高尾に恋していた。この複雑で微妙な関係が、里伽子と朋章の出会いによって崩れていくのだった…。