Luiz-Octavio Faria

参加作品

Rigoletto - OONM
When a sharp-tongued court jester Rigoletto is cursed for his spiteful words, he is forced to hide his unworldly daughter Gilda from his own licentious master the Duke. For Verdi’s wonderful ambivalent hunchback, paradise is the peaceful home and family that he struggles to protect. Opéra Orchestre national Montpellier Occitanie’s production of Verdi’s opera confronts the two faces of Rigoletto: that of the loving father-monster who locks up his daughter from the very first scene, and his alter ego, the modern-day buffoon. While the latter, like a comedian alone on stage, sneers at power and the elite, the former reveals his darkest fears and persecution complex.
トゥーランドット
Timur
来日を目前にして急逝してしまったテノール、サルヴァトーレ・リチートラの素晴らしい歌が聴ける『トゥーランドット』が、鮮明映像で登場。2010年夏のアレーナ・ディ・ヴェローナでの上演のライヴ収録です。リチートラはデビューして間もなくムーティによってスカラ座で重用され世界的大成功を収めたのでベテランのような気がしますが、1968年生まれ、まさにこれから全盛期を迎えんとしていたところ。惜しんでも惜しみきれない急死です。そのリチートラが近年得意にしていたのが『トゥーランドット』のカラフ。情熱的で力強く、しかも声に甘さがあって人を惹きつける魅力のあるリチートラのカラフは、理想的と言ってよいでしょう。しばしば「パヴァロッティの再来」と言われるリチートラ、しかし有名なアリア『誰も寝てはならない』は、パヴァロッティの豪快な歌いっぷりとはまた違った繊細さも感じられるもの。大喝采に応えてアンコールするリチートラの心意気には、思わず涙がこみ上げて来そうになります。 トゥーランドット役は、今日この役のスペシャリストとして称讃されているマリア・グレギーナ。相変わらずのド迫力な声でアレーナの大空間を満たしています。リューは、ポーランド国立歌劇場、ミラノ・スカラ座、新国立劇場と三度日本で『オテロ』のデズデーモナを歌って大評判となったグルジアのソプラノ、タマール・イヴェーリ。密度の濃い美声で切々とリューの悲しみを歌い上げています。ティムールはブラジルのバス、ルイス=オクタヴィオ・ファリア。知名度は低いものの、驚くほど立派な声の持ち主です。 指揮は、ベテランのイタリア・オペラ指揮者として世界中を駆け回っているジュリアーノ・カレッラ。巨大なアレーナでは指揮者の技量が問われますが、野外オペラ公演とは思えないほどしっかりとした音楽にまとめているのはさすが。