精神病院に監禁された医大生・広介は、幻覚の中で、聞き覚えのある子守唄を耳にし、その唄を追って病院を脱走。唄の主は曲馬団の美少女・初代だった。だが初代は広介の目の前で何者かに殺されてしまう。広介は、子守唄の謎を解くべく北陸へと向かうが…。そこで出会った衝撃の光景。北陸の孤島に秘められた恐るべき事実とは?
極悪非道な大名のため主君をうたれ、敵討ちのため十一人の暗殺隊が編成された。第一、第二の決死の暗殺計画に失敗しながらも、なおも敵の大名の行列を追い続け、日光街道の山深い宿場を最後の決戦場として、命を懸けた驚くべき皆殺し作戦を決行する侍十一人。なにが彼らを狂わせたのか――!?かつてない画期的手法で描かれる集団大アクションを中心に、武士の悲劇的な側面を浮き彫りにして、時代劇の面白さ、素晴らしさを追求した野心作。
金はなくとも人が好い素浪人・牙狼之介。彼は、抜きざま三人、振り下ろしてまた五人と、あっという間に人を斬る、居合斬りの凄い奴!五社英雄監督に抜擢された夏八木勲が、主人公・牙狼之介に扮して大迫力の殺陣を披露した主演デビュー作。