Satoshi Ogawa
とある大学サークルの代表選挙が行われた夜。新代表が姿を消す中、元代表OBや現役生ら男女9人が残り、二次会のカラオケボックスで盛り上がっていた。女子が席を外すと、男たちは「今日ヤレるかも」とバカ騒ぎ。たまたま女子学生のカバンの中からコンドームが見つかったことで一気にテンションは上がり、暴走していく。
One rainy night, somewhere in the corner of the city, uncanny memories meet on a motel bed.
新鋭監督・深田晃司による第23回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門作品賞受賞作。下町のとある家族が、不穏なちん入者の出現によってそれまでの一見「平和」な日常をかき乱されていくさまを、風刺を盛り込みつつ予測不能の語り口でコミカルに綴る。主演は本作のプロデューサーも務める杉野希妃。そして山内健司、古舘寛治はじめ、監督も所属する平田オリザ主宰の劇団青年団の俳優陣が脇を固める。
東京の下町で小さな印刷所を営む小林幹夫。若い妻と前妻の娘、出戻りの妹という少々込み入った家族ながらもそれなりに平穏な日々を送っていた。そんなある日、慇懃無礼な流れ者、加川花太郎が現われる。妻の不安をよそに、飄々とした加川のペースに巻き込まれ、住み込みの工員として受入れてしまう幹夫だったが…。