Shoka Oshima

性体験がまったくないまま、お見合いで結婚した真と優良のカップル。新婚初夜を迎えたものの結果はうまくいったとはいえず、2人は“本当の夫婦”を目指してエッチのステップアップを決心する。優良は自分と正反対にそちら方面に詳しい妹の梨香からアドバイスを受けながら自分磨きを進めていくが、一方の真は考えなしにエッチしたがるばかりで、いつしか優良は彼が本当に自分を愛しているのかどうか疑問を抱き始める。

結婚3年目を迎え、夫婦として様になってきた真と優良。だがそんなある日、優良は2人の相性が最悪と書かれた占いを見て動揺する。一笑に付す真だったが、なぜかその日から、真は優良と夫婦生活を営もうとしても体が反応しなくなってしまう。一方、会社では真に突然のモテ期が到来、同僚の女性社員たちから言い寄られる上に、大学時代に家庭教師として勉強を教えていた元教え子でもある新入社員みゆきから想いを告白される。

ビストロで働く美しいギャルソンのキョウコ。幼い頃に義父から受け続けた性的虐待により、彼女の中にはさまざまな人格が共存していた。キョウコを愛するレズビアンの直美、ビッチなゆかり、そしてあの頃の小学生のままのハル……キョウコの中の彼女たちは辻褄を合わせ、互いに支え合っていた。しかし、マンションの隣人が憧れの小説家と知ったキョウコが恋心を抱いたことをきっかけに、今まで感じたことのない歪みを覚えるようになるり……

1968年、京都。高校2年生の康介（塩谷瞬）は、担任からの指示で親友の紀男（小出恵介）と敵対する朝鮮高校に親善サッカーの試合を申し込みに行く。そこで康介は音楽室でフルートを吹くキョンジャ（沢尻エリカ）に一目惚れするが……。