Art Direction
Ryo reads a short story written by Banana Yoshimoto.
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A nameless gunfighter arrives in a town ripped apart by rival gangs and, though courted by both to join, chooses his own path.
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監獄の中、雑居房のひとつで、1人の少年が渾身の力を込め、1人の青年の首を絞めた。犯行を発見した看守たちに取り押さえられた少年は「ぼくがやりました!」と叫び続ける。この殺人事件を捜査し始める、警部(石橋蓮司)と警部補(遠藤憲一)。加害者と思われる少年は有吉淳(松田龍平)。ゲイバーで働いていた有吉は、男客から性的暴行を受けたことから逆上し殺害に及ぶ。被害者の青年は香月史郎(安藤政信)。幼い頃から様々な罪を犯し、最終的には路上で人を殴り殺した。偶然にも有吉と香月は同日に、この刑務所に投獄されている。誰にも心を開かない有吉と、気に入らないとだれかれ構わず殴り倒してゆく凶暴な香月。正反対のタイプにも関わらず、香月は有吉を守り、2人の間には濃密で暖かい空気が流れていた。そして、捜査線上に浮かび上がるもう1人の男。それはこの刑務所の新所長(石橋凌)。ぞっとするような笑みをたたえながら、恐ろしく優しい口調で話しかけるこの所長は、かつて自分の妻を香月に暴行され、結果妻は自殺するという壮絶な過去を持っていた。誰が真実を告げているのか? そして、「ぼくがやりました!」と叫び続ける有吉の真意とは……。