Orime Amagi

参加作品

二十六夜待ち
福島県いわき市。東日本大震災で何もかも失った由実は、ひとり叔母の家にやっかいになっていた。社会復帰のため職を探す彼女は、町の片隅に立つ小料理屋で働くことになる。無口な店主の男性は過去の記憶がなく、発見された場所から杉谷と呼ばれていたが、もとは板前だったのか、料理の手順だけは体が覚えていたため小料理屋で働くことになったのだという。ともに心に傷を抱える2人は、いつしか惹かれ合っていく。
海のふた
Mari's mother
Mari is exhausted by life in the city and opens up a shop selling snow cones in the small town of Nishiizu where she grew up. The simple flavors of her cold desserts soothe the emotional wounds of her customers and Mari comes to terms with herself by spending time with a young woman with a scarred face.