Tamae Ônishi

参加作品

DEAD OR ZOMBIE ゾンビが発生しようとも、ボクたちは自己評価を変えない
ゾンビが蔓延した街を舞台に、ゾンビ化した家族と暮らす女子高生の日常を描いた異色ヒューマンドラマ。 ゾンビの感染拡大を防ぐために隔離された地方都市。女子高生の早希はゾンビになってしまった家族を世話するため隔離地域に残り、それほど危険ではないサバイバル生活を送ることに。ゾンビ発生前には不登校で家族との関係も上手くいっていなかった彼女にとって、それは新しい暮らしだった。 主人公・早希を演じるのは、アイドルグループ「さくら学院」のメンバーとしても活躍した倉島颯良。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020でグランプリを受賞した日中韓合作映画「湖底の空」の佐藤智也監督が、同映画祭より支援金を受けて製作した。日本におけるゾンビメイクの第一人者である江川悦子が特殊メイクを担当。
PLAN 75
Women
夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン75>の申請を検討し始める。一方、市役所の<プラン75>の申請窓口で働くヒロム、死を選んだお年寄りに“その日”が来る直前までサポートするコールセンタースタッフの瑶子(河合優実)は、このシステムの存在に強い疑問を抱いていく。また、フィリピンから単身来日した介護職のマリア(ステファニー・アリアン)は幼い娘の手術費用を稼ぐため、より高給の<プラン75>関連施設に転職。利用者の遺品処理など、複雑な思いを抱えて作業に勤しむ日々を送る。 果たして、<プラン75>に翻弄される人々が最後に見出した答えとは―――。
熱海殺人事件
Miyuki
熱海で工員、大山次郎が幼馴染の女性、山口アイ子を絞殺するという事件が起きた。大山の運命は、警視庁の名物刑事“くわえ煙草伝兵衛”こと二階堂部長刑事に委ねられる。伝兵衛は謹慎を解かれたばかりだが「大山の殺意を一級の文学作品に仕立ててみせる!」と相変わらずの見得をきる。彼をサポートするのは10年来の愛人で、明後日には他の男と結婚式を挙げる予定の水野朋子刑事と、富山県警から赴任して来た妾腹の弟である熊田留吉刑事。ただでさえ尋常でない伝兵衛の捜査室は怪しげな雰囲気に充ちている。そんなことは知らない大山の面倒を見るのは、女房殺して20年、一度だけ取り調べを受けたという牢名主の鬼島作二である。取り調べが開始されたが、注射器を持ってきてシャブ中毒にしようとしたり、伝兵衛のやり方はメチャクチャ。その上、わけのわからないヒステリー裁判長が乱入して来て暴れたり、挙句の果て、大山を置いて見場のいい過激派人質事件に三人揃ってしゃしゃり出て行ってしまう。また、熊田と妊娠中の愛人、美由紀の痴話喧嘩を無理矢理見学させられ、伝兵衛と水野の別れ話につきあわされたりと、ひどい目ばかり。水野の結婚式まで後6時間という早朝午前4時、最終取り調べが始まった。伝兵衛オリジナルの事件再現である。伝兵衛が机の引き出しに仕掛けられたスイッチを押すと、一瞬にして捜査室に事件当時の現場が現われる。水野が山口アイコに扮し、あの日の自分に戻った大山の告白が始まった。彼はソープランドのかぶせ屋におちたアイコに結婚を申し込んだが、彼女がふたりの神聖な想い出を汚すようなことを口走ったためカッとなったのだった。