Yuzo Matsunaga
警視庁捜査一課でばりっばりキャリアの道を突き進んできた超優秀な刑事・結城まりあ(吉岡里帆)。そんな彼女がウェディングドレス姿で、参列者が待つ結婚式場に走り込んできた。「新郎が急きょ来られないということになりましたので、結婚式を中止とさせていただきます!」
なんとまりあ、まさかの当日になって結婚式をブッチされてしまったのだ! 後日、1人新婚ハワイ旅行を済ませ職場に向かうと、捜査一課の仲間からは、当然のように腫れ物扱い。そりゃそうだ、気まずいよね、ヘビーすぎていじれないもんね!そんな中、バディを組むイケメン長身エリート刑事・椎名一樹のフランクな優しさに心を癒されるまりあ。ところがその先には、さらにヘビーな現実が…!? なんと結婚のために提出した異動願がまんまと受理され、よりによって同じ警察官の不祥事を内偵する“嫌われ部署”=警務部監察係へと異動。監察官として新スタートを切ることになってしまったのだ。
しかも、まりあが監察係長・松岡瑠璃子からバディを組むよう命じられたのは…ド派手な柄シャツを着た、妙に軽くて馴れ馴れしいおっさん監察官・一条善太郎(吉田鋼太郎)! 一条ときたら、いきなり結婚式ドタキャンの話をズケズケ聞いてくるわ、初対面なのに「まりあちゃん」呼ばわりするわ…何、この人!? もしかして、ものすごい偉い人!? …と思いきや巡査部長! 私よりも階級、3つも下!! うわ~、この人苦手だ――ドン引き&心の中でツッコミが止まらないまりあ。しかし、そんな彼女のダダ下がるテンションなど、どこ吹く風。一条はおっさんのくせに全力でテヘペロしたかと思ったら、急に「重要案件が入った」と言ってそそくさとおさぼり外出。人が話してる時もLINEが鳴りやまないし、監察の仕事を聞けば関節の特徴を説いてくる。さらにまりあが、若い女性と何度も密会している交番勤務の警察官・大木康晴の素行調査に出掛けると、一条がなぜか監察対象の大木とパフェを食べながらイチャイチャ! 監察対象者と極力接しないのが監察官の基本なのに、「対象者を知るには仲良くなることが一番なんだよ」と豪語する一条に、まりあのイライラは積もる一方で…。
Yohei Takezawa
仕事もプライベートも行き詰まっているOLさやかが帰宅すると、マンションの前で倒れている男・樹を見つけ、自室に招き入れてしまう。部屋に居つくことになった樹は料理上手で、家事全般を担当することを条件に奇妙な同居生活が始まる。草花に詳しく野草を使った料理を作ってくれる彼との日々は楽しく、さやかは次第に惹かれていく。
Kota Ide
高校時代に夢中になって読んでいた本「フェアリーゲーム」について、何となくインターネットで検索をしてみた伸行(玉森裕太)。「レインツリーの国」というブログに書かれた「フェアリーゲーム」の感想に興味を持った彼は、その管理人を務めるひとみ(西内まりや)にメールを送付する。それを機に、メールをやりとりするようになる二人。実際に会って話がしたいと考える伸行だったが、ひとみはその申し出を拒否し……。
関東図書基地で図書特殊部隊(通称・タスクフォース)に所属する笠原郁は、検閲で取り上げられそうになった大事な本を取り返してくれた図書隊員を追って戦闘職であるタスクフォースとなった。堂上班に配属され、鬼教官である堂上篤の罵倒にもシゴキにも耐え、顔も覚えていない“王子様”を捜している。なのに、なぜか堂上にことが気になり始めている自分に戸惑いも感じる日々。ある日、郁は図書館で聴覚障害のある女子高生・中澤毬江と知り合う。毬江は堂上班の先輩・小牧幹久の幼馴染で、小牧にお薦めの本を教えてもらって読んでいるという。毬江の中に小牧へのほのかな恋心を感じ取った郁。その頃、図書館の窓口業務をする柴崎麻子は、朝比奈修二と名乗る学芸員の男性と頻繁に会うようになっていた。