Ryosuke Kanemoto

めぐみたちが保育園で人形劇を披露していたときのこと。突然その中にあったバレリーナの人形がしゃべりだし、「王国を救ってほしい」と告げる。つむぎというその人形の少女に連れられて、めぐみたちは人形たちが住むドール王国へと向かい、そこにいた王子のジークに招待され、城での舞踏会を楽しむことになる。 そうしたなか、めぐみはつむぎの様子がおかしいことに気づき、何があったのか聞こうとする。一方ジークに一目惚れしたひめは、ジークとの恋の予感を感じていたのだが、その最中にサイアークが襲撃、謎の男・ブラックファングによってつむぎは囚われの身となってしまう。そして王国に隠された悲しい秘密を知っためぐみたちプリキュアはつむぎを、王国を救うためブラックファングに立ち向かう。

モンキー・パンチの原作『新ルパン三世』第1話「ルパン一家勢揃い」をベースに製作された10分程度の短編アニメ。本作では2011年にキャストを降板した納谷悟朗、井上真樹夫、増山江威子が参加しており、「ルパン・ファミリーとしてのラストセッション」とされている。また、三人と同時にシリーズを降板した音響監督の加藤敏と『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』で石川五ェ門を演じた大塚周夫も参加している。なお、本作は納谷と井上がそれぞれ銭形と五ェ門を演じた生前最後の作品であり、大塚も本作が最後の『ルパン三世』シリーズ出演となった。