Rio Kajiyama

参加作品

ヴィニルと烏
Ami
高校生三年生、17歳。夏。終業式。虐めは烏がビニールを突くのに良く似ている。いつも通り、タカシ、ケイスケ、コウヘイに虐められるジュン。 河原に放置されたところに先生が通りかかり。『何も言わなきゃわからないんだぞ』という無責任な大人な言葉に苛立ちを感じながらも『強く』なれば何も言わず、虐められもしないだろうと、ボクサーである兄の家に行き『強い』とはどういう気分か問いに行ったところ、パンチ力を認められ、夏休みの一ヶ月間ボクシングの練習を一緒にする事に。 肌を切りつける日差しが残る、新学期。さらにハードになる虐めに対してそれぞれは何を想い、何を選ぶのか。そして何が正解なのか・・・