Ryo Takasugi

「そういえば、話すの初めてだね」「は、はいっ…」「私たち、同い年だよね、仲良くしよ？」独身秘書の葵（香椎）と事務員で人妻のゆりあ（櫻井）。オフィスでちょくちょく顔を合わせはするものの、話すきっかけもなく顔見知り程度だったふたりは、ひょんなことから親しくなり…。上司との不倫関係に悩む葵と、夫の不倫に悩むゆりあ。…そんなふたりの日常が、ある日を境に泥沼と化していくのであった。

裕子は妻子持ちの徳田課長と長く不倫関係にあった。ある日、二人の交わりを同僚の佐々木に目撃されてしまう。裕子に以前から想いを寄せていた佐々木の愛憎は裕子へのねじれた復讐心に変わる。佐々木は裕子を脅し強引に関係を結ぶ。蹂躙された裕子はしかし、若く荒々しい佐々木に女として初めての目覚めを感じ始める…。

専業主婦の満里奈は結婚前、教師の職に就いていた。或る日、元教え子の瀬戸と再会。瀬戸は職を失い意気消沈していた。そんな教え子を満里奈は慰め励ます。けれども彼女の親切心とは裏腹にどす黒い情念が噴き出し始める瀬戸。思いを断ち切ったはずの女教師満里奈が再び目の前に現れてしまったのだ。白昼、旦那の目を盗み人妻満里奈に思いの丈をぶちまけ迫る瀬戸。激しく抗う満里奈はしかし瀬戸の荒々しさに屈服させられる。

同僚の洋平と社内恋愛の末、寿退社した理恵子。ある晩、洋平は仕事の愚痴を聞いてもらおうと上司の島袋を自宅に招く。島袋はかつて理恵子の上司でもあった。しかし久々の再会に険しい表情をのぞかせる理恵子。それもそのはず、…洋平が慕う島袋の別の顔。理恵子は勤務中、島袋からセクハラを受けていたのだった。