Mikako Omae

参加作品

珈琲とミルク
アラーキーを目指して、日々写真を撮って歩く小学6年生のミルク(産まれたときに色が白かったから“ミルク”と呼ばれている)。彼は、ラーメンをすする人、動物がムシャムシャ食べる様子、お皿の割れる瞬間、「こんにちは」とあいさつをするおばさんを次々に撮影する。なぜミルクはそんな写真を撮影するのか? それは、カフェで働いている12歳年上の大人の女性、珈琲に密かに想いを寄せ、耳の聞こえない彼女のために“音を写真に撮ろう”と思いついたからだ。