Hisano Ogura

参加作品

受難
Costume Design
修道院で育った、天涯孤独で純粋無垢な女性・フランチェス子。社会に出たばかりの彼女は、どうして男と女は恋に落ちるのか、なぜセックスするのかを深く考え悩んでは、もんもんとする毎日を送っていた。そんな折、彼女の性器に人面瘡ができてしまう。しかも、その人面瘡は事あるごとにフランチェス子を「おまえはダメな女だ!」と口汚くののしる意地の悪い性格。情け容赦ない言葉の数々に打ちのめされながらも、人面瘡に古賀さんという呼び名を付けて一緒に暮らしていくが…。
エリ・エリ・レマ・サバクタニ
Costume Design
A.D. 2015: A virus has been spreading in many cities worldwide. It is a suicidal disease and the virus is infected by pictures. People, once infected, come down with the disease, which leads to death. They have no way of fighting against this infection filled with fear and despair. The media calls the disease the "Lemming Syndrome".
ブルー
Costume Design
海辺の街にある女子高。三年に進学した桐島カヤ子は、同じクラスになった遠藤雅美のことが気になっていた。去年、何かの理由で停学して同級生になった彼女。どうして?クラス中が彼女に興味を持ちながら、無視している毎日。いつでもひとりでいる雅美。そんな彼女をじっと見つめるカヤ子。ある日、カヤ子は、そんな雅美を屋上での仲間たちとの昼食に誘った。それから、二人は急速に仲良くなった。いままでの仲間たちと遠ざかっていくカヤ子。雅美の部屋で見たセザンヌの画集。雅美から借りたCDから流れ出す少し背伸びした音楽。二人で見た海の青色。歩いた道。空の青。憧れ。不器用なキス。小さな、しかし、とても悲しい裏切り。そして、カヤ子はささやかな決心をする…。濃い海の上に広がる空や、制服や、幼い彼女たちの一生懸命な不器用さや、あの頃のそれら全部が、もし色を持っていたとしたら、それはとても深い青色なのかもしれない。
東京ゴミ女
Costume Design
Miyuki doesn't need to stalk the man she's crazy about, because he lives one floor down. He's Yoshinori, a not very successful long-haired musician. Miyuki, a coffee-shop waitress, nods when they pass on the stairs, but hasn't yet dared to strike up a conversation. Instead she slips out every night and helps herself to his trash.