Oshiro Maeda
出生 : 2000-12-07, Osaka Prefecture, Japan
コミックサイト「COMIC MeDu」連載の岩浪れんじによる漫画「コーポ・ア・コーポ」を実写映画化し、安アパートの訳あり住人たちと彼らを取り巻く人間模様をつづった群像劇。 大阪の下町にある安アパート「コーポ」には、家族のしがらみから逃げてきたフリーターの辰巳ユリ、複雑な過去を背負い女性に貢がせて生計を立てている中条紘、女性への愛情表現が不器用な日雇い労働者の石田鉄平、人当たりは良いが部屋で怪しげな商売を営んでいる初老の宮地友三ら、さまざまな事情を抱える人たちが暮らしている。ある日、同じくコーポの住人である山口が首を吊って死んでいるのを宮地が発見する。似たような境遇で暮らす人間の死を目の当たりにした住人たちは、それぞれの人生を思い返していく。
Yoshito Godou
文明開化もめざましい近代日本。帝都に屋敷を構える名家の長女・斎森美世は実母を早くに亡くし、幼い頃から継母と異母妹から虐げられて生きてきた。すべてを諦め、日々耐え忍んでやり過ごすだけの彼女に命じられたのは、美しくも冷酷な軍人・久堂清霞との政略結婚だった。数多の婚約者候補が逃げ出したという噂の通り、清霞は美世を冷たくあしらう。しかし逃げ帰る場所さえもない美世は、久堂家で過ごすうちに、清霞が実のところ悪評通りの人物ではないことに気づいていく。そして清霞もまた、これまでに言い寄ってきた婚約者たちとは違うものを美世に感じ、いつしか互いに心を通わせ、それぞれが抱いていた孤独が溶けていく。「望んでしまった…少しでも長く、この人と居たいと。」しかしその頃帝都では、不穏な【災い】が次々に人々を襲う。清霞はその最中で国を司る帝から、国民の盾となることを命じられる。命を賭して戦う清霞。その身を案ずる美世。しかしその【災い】の影には、思いもよらぬ陰謀が渦巻いていた。任務を全うする清霞の背後で、美世にも魔の手が迫る。やがて残酷な運命が、容赦なく二人を切り裂いていく−−−
占領下の日本を巨匠・溝口健二が独特なリアリズムで描いた傑作映画『夜の女たち』を演出家・長塚圭史が多彩なキャストとスタッフを集めてハイブリッド・ミュージカル化! 戦後間もない1948年に公開された溝口健二監督の映画『夜の女たち』を、演出家・長塚圭史が舞台化したオリジナルミュージカルを放送・配信する。
社会や男性の犠牲になる女性たちを描き続けた巨匠・溝口監督。『夜の女たち』は、米軍占領下の大阪・釜ヶ崎(現あいりん地区)を舞台に、転落していく女性たちと激動の時代を生々しく映し出し、社会派群像ドラマとして大きな話題となった。
今回の舞台作品では、戦争で夫を失い“闇の女”へと落ちていく主人公・大和田房子を江口のりこ、進駐軍向けのホールでダンサーとして生きる房子の妹・君島夏子を前田敦子、時代に翻弄される若者で房子の義妹・久美子を伊原六花が演じ、彼女たち3人の姿を通して、戦争が引き起こす市井の人々の生活や精神の破壊と、湧き上がる人間の生きる底力を、長塚圭史が作曲家・荻野清子とともにミュージカル作品として立ち上げた。ミュージカルにすることで、言葉にしにくい心の内を歌い上げ、時代の空気そのものを歌として表わし、力強く生きた庶民の姿を鮮明に描き出す。今の時代に忘れてはならない、占領下を生き抜いた日本人の物語に注目していただきたい。
Takaoka Ryohei
わかり合えない僕らは、それでも「ふつう」の幸せを手に入れたい―
高校生の安藤純は自分がゲイであることを誰にも告げずに生きていた。ある⽇、書店でクラスメイトの三浦紗枝が、男性同⼠の恋愛をテーマとした、いわゆるBLマンガを購⼊しているところに遭遇する。BL好きであることを秘密にしている紗枝は「誰にも言わないで欲しい」と純に⼝⽌めをするのだが、彼女はまだ知らなかった。目の前にいる純が、彼女の好きなゲイ…
Shouta Kashima
In a seaside town where very little happens, middle school students Keisuke Isobe and Koume Satou live a rather dull life. But when Koume's crush breaks her heart, their situation becomes quite unordinary. She starts a "no-strings-attached" relationship with Keisuke, whom she had previously rejected, both finding solace in the other in order to fill the emotional voids in their lives. However, being "friends with benefits" becomes complicated when real feelings begin to develop, as the consequences of their relationship start to take their toll on those around them and themselves. A Girl on the Shore takes a harsh look at love, relationships, and the emotional price that will be paid as the result of a decision made between two teenagers.
Yūta
名監督やスター俳優に囲まれ、かつて夢を追いかけて映画スタジオで働いていた映画好きの男が主人公の物語。彼は友人とともに、娘やカフェテリアに恋をしてしまう。
Kenta
Atsushi Tsukahara
少年探偵団の初代団長だった小林少年のひ孫で高校生の芳狼(高杉真宙)と親友のワタリ(佐野岳)、明智小五郎のひ孫の小夜(堀田真由)は、平穏な高校生活を送っていた。ある日、芳狼の前に怪人二十面相が現れ、同じころ学園では怪事件が連続して起こっていた。芳狼の怪人二十面相との記憶が少しずつよみがえる。
2015年に香港で公開された映画『十年』をもとに日本、タイ、台湾の国の若手映像作家がそれぞれの国の10年後を描く国際共同プロジェクトで、本作は日本版。5人の日本人映画監督が「高齢化」「AI教育」「デジタル社会」「原発」「徴兵制」をテーマに作品を作り上げた。
今宵も三番筋に、晴らせぬ恨みを抱えた一人の町人がやってくる。男はヤクザ者に娘を殺されたかたきを討ってほしいと訴えると、金子を祠に備えた。お菊(和久井映見)の差配で、渡辺小五郎(東山紀之)、経師屋の涼次(松岡昌宏)、瓦屋の陣八郎(遠藤憲一)たちは、次々と的を手にかけていく。ところが、リュウ(知念侑季)がいざ「仕事」を果たそうとしたとき、その場に頼み人本人が体中に武器を帯びて現れ、自らヤクザ者を刺し殺し、こう言い放つ。まさかの事態に言葉を失うリュウだが、「頼み人に顔を見られたら、その命を絶つ」という仕事人の鉄則に従い、小五郎が男を斬り捨てた。「仕事」の世界の冷酷さに嫌気がさしたリュウは、小五郎に反抗的な目を向けると、その場を立ち去った。その夜以来、リュウは姿を消してしまう……。同じ夜、江戸の町では驚くべき事件が起こっていた。若い男が焙烙玉を担いで遊郭で自爆し、大勢の人間を巻き添えにしたのだ。事件の捜査を始めた小五郎は、新たな相棒の同心・住之江彦左衛門(松尾諭)から気になる情報を知らされる。自爆犯は死の直前に「我らの怒りを恐れよ」という謎めいた言葉を残したというのだ。一方、涼次によれば、自爆に用いられた焙烙玉は、素人が簡単に手に入れられるものではないらしい。涼次の見立てどおり、焙烙玉は組織的に作られていた。とある屋敷で、雀蓮(間宮祥太朗)という青年の監視の下、焙烙玉作りに精を出す少年少女たち。それを前に、「まだまだ足りない」と言う謎の男・壬生の幻楼(奥田瑛二)。彼こそが、恨みを持つ者たちに武器を提供し、江戸の町に自爆事件を仕掛けた張本人であった。
The adventure of a young boy on board a space train, as it travels to a myriad of incredible worlds.
The urban legend that "Scissors-san", who cuts elementary school students with scissors, appears in Toride, Ibaraki Prefecture, has become a hot topic. Around the same time, fellow junior high school students, Chiba Akira and Minamiki Shuhei of the good friend group "Lemmings", have a plan to regain the days lost by the events that occurred in the summer of the second grade of elementary school six years ago.
Kenta Kawabata
極秘裏に作られた危険な生物兵器“K−55”が医科学研究所から盗まれた。紛失に気付いた主任研究員の栗林は、 所長の東郷のもとに脅迫メールとK−55が埋められた場所を示すテディベアの写真が届いたと知らされる。だが犯人らしき差出人の元研究員・葛原は、メールを出したすぐ後、事故で死亡していた。栗林は東郷の依頼で写真の場所が野沢温泉スキー場だと突き止め、息子の秀人を連れてK−55捜索に向かう。
寒さきびしい江戸下町。清次郎は飲み屋で働く厚化粧の女に目を留めるが…
Futa Ozaki
鎌倉の古い家に暮らす幸、佳乃、千佳の香田三姉妹。父は不倫の末に15年前に家を出て行き、その後、母も再婚してしまい、今この家に住むのは3人だけ。ある日、その父の訃報が3人のもとに届く。父の不倫相手も既に他界しており、今は3人目の結婚相手と山形で暮らしていた。葬儀に参加した三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会う。
Fuya Iwamatsu
2003年5月9日、「小惑星イトカワのカケラを拾って地球に持ち帰る」というミッションを帯びて、内之浦 から、小惑星探査機“はやぶさ”が打ち上げられた。プロジェクトマネージャーの江本智彦(大杉漣)のもと、若手スタッフとしてエンジニア助手の大橋健人(藤原竜也)、新人理学博士の野村奈緒子(杏)らが参加したプロジェクトだった。同年12月、“はやぶさ”が順調な航行を始めた頃、打ち上げから5年半を経過した火星探査機“のぞみ” が、度重なるトラブルと故障のため、火星へ約1,000 kmまで接近したものの、最終的には火星周回軌道 への投入を断念した。プロジェクトマネージャーだった健人の父・伊佐夫(三浦友和)は、税金を無駄にしたと、非難の矢面に立たされる。
Ryoonosuke Kinami
小学生の兄弟、航一と龍之介は、両親の離婚で、鹿児島と福岡で暮していた。新しい環境にすぐに溶け込んだ弟・龍之介と違い、鹿児島に移り住んだ兄・航一は、現実を受け入れられず、憤る気持ちを持て余していた。ある日、航一は、新しく開通する九州新幹線、「つばめ」と「さくら」の一番列車がすれ違う瞬間を見ると奇跡が起こるという噂を聞く。もう一度、家族で暮したい航一は、弟と友達を誘い“奇跡”を起こす計画を立てる。