Nozomu Enoki

参加作品

日本のいちばん長い日
Producer
1945年7月。太平洋戦争での戦況が悪化する日本に対して、連合軍はポツダム宣言の受託を迫る。連日にわたって、降伏するか本土決戦に突き進むかを議論する閣議が開かれるが結論を一本化できずにいた。やがて広島、長崎に原爆が投下され、日本を取り巻く状況はさらに悪くなっていく。全国民一斉玉砕という案も取り沙汰される中、阿南惟幾陸軍大臣は決断に悩み、天皇陛下は国民を案じていた。そのころ、畑中健二少佐ら若手将校たちは終戦に反対するクーデターを画策していた。
天地明察
Producer
江戸時代前期。安井算哲 の生まれた安井家は将軍に囲碁を教える名家であるものの、算哲自身は出世欲のない不器用な男だった。星の観測と算術の問いを解くことが好きで、あまりにも熱中しすぎて周囲が見えなくなることもしばしばだった。算哲は形ばかりの勝負となった囲碁に次第に疑問を抱き、真剣勝負の場に身を置きたいとの願いを持つようになる。そんな算哲を、将軍・徳川家綱の後見人である会津藩主・保科正之 は暦の誤りを正す任に抜擢する。800年にもおよび使われてきた中国・唐の時代の暦がずれてきたため新しい暦を作るというこの計画には、星や太陽の観測をもとに膨大な計算を必要とし、さらには本来なら朝廷の司る改暦に幕府が口を出すという朝廷の聖域への介入という問題をはらんでいた。算哲は師や友人、算哲を慕いやがて妻となったえん や、彼のよき理解者であった水戸光圀 らに支えられながら、この難関に誠実に取り組んでいく……。
天使の卵
Producer
The film follows a young aspiring art university student, who falls in love with the older sister of his girlfriend. The heartrending longing and the true love that the three characters pursue, is pure, but almost painful. Is the person who stands next to you, is the person that gives you true comfort and love? Can you say that you love him/her from the bottom of your heart?
タイヨウのうた
Producer
太陽の光にあたれない“XP(色素性乾皮症)”という病気の薫(YUI)は、学校にも通えず、唯一の生きがいは夜の駅前広場で路上ライブをすることだった。そんなある日、彼女は孝治(塚本高史)という青年と出会い、急速に親しくなっていく。しかし、孝治に病気のことを知られてしまった薫は、初恋も歌もあきらめてしまう。
花よりもなほ
Producer
徳川5代将軍・綱吉の泰平の御代、赤穂浪士たちが吉良上野介を仇討ちするかどうかに関心が集まっていた元禄15年。父親の仇討ちのため、郷里を後にした若侍、青木宗左衛門の江戸暮らしも半年を過ぎ、庶民の町での生活もすっかり板についていた。いつしか自宅の向かいに住む夫を亡くした女性、おさえに恋心を抱くようになった彼だが、実は武士とは名ばかり。剣の腕前がからっきしだめなことが長屋の面々にも知れ渡ってしまう。
Shinobi
Producer
徳川家康が天下を統一した後の1614年。忍者の二大勢力である伊賀と甲賀の両勢力は、初代服部半蔵のおきてにより長らく戦うことを禁じられていた。そんな中、伊賀当主の孫娘・朧と甲賀当主の後継ぎである弦之介は、互いの素性を知らぬまま出会い、恋に落ちる。一方、伊賀と甲賀の両勢力は、家康の命によりそれぞれの精鋭5人ずつを戦わせ、どちらが勝ち残るかで次期将軍を決めるという忍術合戦を強いられることになる。
血と骨
Producer
In 1923, teenager Kim Shun-Pei moves from Cheju Island, in South Korea, to Osaka, in Japan. Along the years, he becomes a cruel, greedy and violent man and builds a factory of kamaboko, processed seafood products, in his poor Korean-Japanese community exploiting his employees.
天国の本屋~恋火
Producer
地上で、伝説の“恋する花火”を復活させようと奮闘する香夏子。天国で、ある女性の未完成の組曲を完成させようとする健太。2人が出会ったとき、愛の奇跡が起きる。
クイール
Producer
生ませの親・レンのたっての願いで、盲導犬になる為に訓練士・多和田に預けられることになった一匹のラブラドール・レトリーヴァーの子犬。おなかに鳥が羽を広げたようなブチがあることから、パピーウォーカー・仁井夫妻によって“クイール”と名付けられたその子犬は、1年間、夫妻のもとで愛情一杯に育てられた後、いよいよ盲導犬訓練センターで本格的な訓練を受けることになる。のんびり屋でマイペースなクイールに、ヴェテランの多和田でさえ手を焼くこともあったが、やがてクイールは立派な盲導犬へと成長し、視覚障害者の渡辺と巡り会う。初めこそ息の合わなかった渡辺とクイール。だが、ハーネスを介して伝わってくるクイールの思いやりに、渡辺は次第に心を開くようになり、互いにかけがえのない存在になっていく。しかし、クイールとの生活が2年を過ぎた頃、渡辺は重度の糖尿病に冒され、3年後、この世を去ってしまう。そしてそれから8年後、仁井夫妻のもとで余生を送っていたクイールもまた、12年と25日の生涯を静かに閉じるのだった。
刑務所の中
Producer
ハナワカズイチは銃砲刀剣類等不法所持、火薬類取締法違反で懲役3年の刑を受ける。晩秋の日高刑務所で受刑者番号222番を与えられ、刑務所生活が始まった。ハナワはそれぞれひとクセもふたクセもある4人の受刑者たちと同房。ハナワを含めた彼ら5人は次第に奇妙な連帯感で結ばれていく。ハナワにとって刑務所内での暮らしは予想に反して平穏で居心地の良いものだった。厳しく、一見風変わりな規律はたくさんあるが、暴力などは一切なく、テレビも見れて雑誌も読める。刑務所の中では、そんな穏やかな毎日が日々繰り返されていた。