Kouga Danjou
徳川家康が天下を統一した後の1614年。忍者の二大勢力である伊賀と甲賀の両勢力は、初代服部半蔵のおきてにより長らく戦うことを禁じられていた。そんな中、伊賀当主の孫娘・朧と甲賀当主の後継ぎである弦之介は、互いの素性を知らぬまま出会い、恋に落ちる。一方、伊賀と甲賀の両勢力は、家康の命によりそれぞれの精鋭5人ずつを戦わせ、どちらが勝ち残るかで次期将軍を決めるという忍術合戦を強いられることになる。
大正初め、東京の下町に一人の化粧師がいた。その名は小三馬。時代はあたかも女性の夜明け。さまざまな分野で女性の社会的自立が高まりを見せ始めていた。しかし、化粧は未だ一部の限られた女性たちのものだった。小三馬は抜群の技術を持つカリスマ化粧師。華やかな女性たちに囲まれて暮らす小三馬に、化粧には縁のない天麩羅屋の娘、青野純江は憧れを抱いていた。意を決して弟子入りを志願した純江に対し、小三馬はそっ気ない。一方で、呉服屋の下働きをする文盲の時子が字を覚えようとした時、力になってあげる小三馬。そんな小三馬にはあるひとつの秘密があった。
Sôichi Kaizawa
Nami has been creating artwork for a new video game based on images she's been seeing in her dreams. With one of the game producers, she travels out to an abandoned house that seems to match her visions. As they explore the old mansion, Nami begins to have more visions of a forgotten childhood, until at last she comes across a photo of twin infants, labelled "Nami" and "Naomi". As Nami and the producer go from room to room, an unseen person seems to be watching them from a hidden room.
Saruzo
旧家の名士犬神佐兵衛の遺言状が公開されるが、莫大な遺産の相続者は佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世と結婚した者と記されていた。佐兵衛の孫にあたる3人の男はそれぞれ珠世を我が物にしようと企むのだが、やがてそれは連続殺人事件へと発展していく……。