Yasushi Tamaoki

参加作品

スーパーの女
Producer
おかっぱ頭のスーパーマーケット大好き主婦・井上花子は、スーパー「安売り大魔王」の中で小学校時代の幼馴染・小林五郎と再会する。花子は「もう一つスーパーを見て欲しい」と五郎に言われついて行った先のスーパー「正直屋」のダメぶりを五郎に愚痴るのが、実は五郎がその「正直屋」のオーナーだった。 五郎は花子にスーパーの悪いところを直してくれと頼み、花子はレジチーフとして「正直屋」に勤務。近所で繁盛しているライバル店「安売り大魔王」と戦う事になる。 最初はスーパーのレジ係として勤務した花子だが、職人気質な人達がチーフに就いている各部門で問題が続発し、特に精肉部・鮮魚部とは事あるごとに対立する。やがて実績を買われて副店長に昇進した花子は顧客の意見を聞き反映する試みを行い、製品のリパック(店頭に置いてあった製品を回収し再度ラップし、また店頭に置く事)の禁止を店舗会議で直訴し五郎も承諾させ、正直屋の商売方針を改善。徐々に来る客も増えていくが・・
大病人
Producer
A successful Japanese movie director in his sixties becomes increasingly ill while working on his latest film. Though his family, friends, and doctor try to keep the secret of his terminal cancer from him, Buhei gradually comes to realize the truth of his condition, leading him on a journey of despair, anger, and, ultimately, acceptance.
ミンボーの女
Producer
ヤクザにゆすられ続けるホテル、ホテル・ヨーロッパ。ヤクザの脅しに屈して簡単に金を出してしまう体質から日本中のヤクザが引っ切り無しに訪れるようになり、危機管理の甘さを露呈し、サミットの招致も断られてしまう。この状況を打開すべく、総支配人の小林は経理部の鈴木勇気、ベルボーイの若杉太郎の二人をヤクザへの対応役として任命。しかし、何の知識もない二人はヤクザを追い出すどころか火に油を注ぐ結果となり、ますますヤクザの恐喝を悪化させてしまう。見かねたホテルの幹部はついに外部からプロを雇うことになる。それが民事介入暴力(民暴)を専門とする弁護士、井上まひるであった。 まひるはヤクザ相手に経験と法律の知識を武器に堂々と立ち向かい、鈴木と若杉に「ヤクザを怖がらない」ことを教え、二人は徐々に勇気を持つようになった。そんな中、小林はゴルフ場で知り合った入内島という男性に誘われるがまま賭けゴルフをしてしまう。しかし実は、入内島はヤクザ組織の中心人物であり、賭けゴルフをきっかけとして総支配人にスキャンダルの罠を仕掛ける。 なかなか脅迫に屈しないホテルに対して入内島は街宣車を送り込むなどの嫌がらせを行う。それに対してまひるは裁判所に不作為の申請をする等、一歩も引かず対処するが、ヤクザの「鉄砲玉」によって腹部を刺され重傷を負う。怒りに燃える若杉は鉄砲玉を打ちのめすが、まひるは出血多量で病院に担ぎ込まれる。
SFX大冒険 スウィートホームへ連れてって
Producer
スウィートホーム
Executive Producer
番組撮影の為、故人である画家の住んでいた山奥のとある洋館を訪れたTVクルーたちに襲いかかる恐怖を描いたホラー。監督は伊丹十三に抜擢され、本作品によりメジャーデビューを果した黒沢清。キャスティングの奇抜さと、『エクソシスト』などの特殊メイクで知られる特撮界の大御所ディック・スミスを招いての最新のSFXで話題を呼んだ。
マルサの女2をマルサする
Producer
マルサの女2
Producer
地上げ屋同士の熾烈な攻防戦が吹き荒れるバブル期の東京。オフィスビルの建設ラッシュを機に、政治家・建設業者・商社・銀行が結託して巨額の利益を上げんと欲望を燃え上がらせていた。 そんな中、代議士の漆原は天の道教団の管長・鬼沢に目をつける。鬼沢は宗教を隠れ蓑に風俗業など数々の商売をし、さらにヤクザを操り地上げの嵐を吹き荒らしていた。しかもそれらの商売による収益を宗教法人に入金して課税を免れていた。 「宗教活動以外での所得は課税対象となる」という税法を盾に、やり手査察官・板倉亮子をはじめとする国税局査察部・通称マルサは鬼沢の内偵調査を行う。亮子は大蔵省のエリート官僚・三島を引きつれ鬼沢の身辺調査に入るが、教団信者やヤクザ達の妨害に遭い、調査は難航。ようやく脱税のシッポを掴んだマルサは強制調査に着手し、鬼沢の取調べが行われるが、鬼沢は頑として脱税を認めず、逆ギレして地上げの正当性を主張する。 そんな中、鬼沢の手下が射殺される。査察部は脱税を隠蔽するために鬼沢が「トカゲの尻尾」のように切り捨てたのではないかと疑うが、やがて鬼沢本人が狙撃される事件が発生。危うく難を逃れたが、鬼沢も「トカゲの尻尾」、つまり使い捨てられる駒でしかなかったのだ。 鬼沢の地上げした土地ではビルの着工を前に地鎮祭が行われる。鬼沢を背後で操って自らは手を汚すことなく利益を得た大臣・代議士・企業幹部が談笑する。その姿を少数の同僚とともにフェンス越しに隠れて見つめていた亮子は、やりきれなさに唇を噛む。 一方、鬼沢は自分の墓に巨額の財産を隠していた。最後に笑ったのは鬼沢であった。
マルサの女をマルサする
Producer
マルサの女
Producer
港町税務署のやり手調査官・板倉亮子は、管内のパチンコ店の所得隠しを発見したり、老夫婦の経営する食品スーパーの売上計上漏れを指摘するなど、地味な仕事を続けている。そんなある日、実業家・権藤英樹の経営するラブホテルに脱税のにおいを感じ、調査を行うが、強制調査権限のない税務署の業務の限界もあり、巧妙に仕組まれた権藤の脱税を暴くことができずにいた。 そんな中、亮子は強制調査権限を持つ国税局査察官(通称「マルサ」)に抜擢される。着任早々に功績をあげ、やがて仲間からの信頼も得るようになった亮子。ある日、権藤に捨てられた愛人・剣持和江からマルサに密告の電話が入る。亮子は税務署員時代から目をつけていた権藤の調査を自ら進んで引き受ける。亮子の努力が実を結び、権藤に対する本格的な内偵調査が始まる事になった。暴力団、政治家、銀行がからんだ大型脱税との戦いが始まった。
伊丹十三の「タンポポ」撮影日記 MAKING OF タンポポ
Producer
Documentary about the making of Juzo Itami's film "Tampopo" (1985).
タンポポ
Producer
長距離トラックの運転手、ゴローとガンがとあるさびれたラーメン屋に入ると、店主のタンポポが幼馴染の土建屋ビスケンにしつこく交際を迫られていたところだった。それを助けようしたゴローだが逆にやられてしまう。翌朝、タンポポに介抱されたゴローはラーメン屋の基本を手解きしタンポポに指導を求められる。そして次の日から「行列のできるラーメン屋」を目指し、厳しい修行を始める。
お葬式
Executive Producer
ある日、俳優の井上侘助(山崎努)と妻で女優の雨宮千鶴子(宮本信子)は夫婦共演のCM撮影を行っていたが、そこに突然連絡が入る。千鶴子の父・真吉(奥村公延)が亡くなったのだ。親族代表として葬式を出さなくてはならなくなった侘助はマネージャー里見(財津一郎)の助けを借りつつも途方に暮れる。 千鶴子の母・きく江(菅井きん)や千鶴子の妹・綾子(友里千賀子)夫婦、そして真吉の兄・正吉(大滝秀治)とともに遺体を伊豆の別荘に運び、お通夜の準備に取り掛かる。葬儀屋・海老原(江戸家猫八)とともに、お通夜当日の朝を迎える侘助達。だがそこには、喪服を着た侘助の愛人・良子(高瀬春奈)がいた。