Shin Watanabe

参加作品

あるゾンビ少女の災難
Art Direction
夏休みでほとんどの学生が帰省し、誰もいなくなった山間の大学。都市伝説に導かれ、真夜中の校舎に忍び込んだ5人の学生たちは、図書館の資料室であるものを発見する。それは棺に入ったイタリア生まれの令嬢ユーフロジーヌと侍女アルマのミイラだった。彼らの中のひとり、鴨志田沙也香は、ミイラの腹部から“生命の石”を取り出した。それは人によって創造された異形の少女たちの原動力だった。ところが石が喪失したことで、令嬢ユーフロジーヌと侍女アルマは、100年の眠りから目覚め、石を取り戻すべく学生たちに襲いかかる。周囲を閉ざされた空間で、人間を襲う生きる屍。脱出するには、殺すのみ。学生対ゾンビの凄惨な死闘と非情な運命が待ち受けていた!
ロックマンエグゼ 光と闇の遺産(プログラム)
Background Designer
ネットワークの発達した近未来…… 裏電脳世界で邪悪な電脳生命体「ネビュラグレイ」が動き出す。 ある日、非物質化現象という「現実世界が消滅する」奇々怪々な事件が世界各地で発生。 これを食い止めるために父・光祐一朗に命じられ、 大手IT企業トリニティ・ブレイン社にあるヒカリタダシプログラムを破壊するためサイバーワールド最深部へと向かう熱斗とロックマン。 しかし破壊には失敗し非物質化現象は加速。熱斗の目の前で友人や多くの人々がその非物質化現象の犠牲となってしまう。 衝撃を受ける熱斗にさらなる事件が追い討ちをかけるように かつて熱斗とロックマンが倒したはずの悪の科学者・Dr.リーガルが突如現れ、祐一朗を何処かへと連れ去ってしまう。 愕然となる熱斗の前にネットセイバー仲間である炎山とライカの二人が協力を申し出、 南海の孤島にある20年前に閉鎖されたアメロッパの軍事基地でネビュラグレイとの最終決戦を繰り広げる。
機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
Background Designer
テレビアニメ『機動戦艦ナデシコ』の続編作品。テレビシリーズのラストから3年後が舞台となっている。 コメディー色の強かったTVシリーズと比べ、物語はシリアスかつハードなものとなっており、話も煮詰まったものとなっている(ただし要所要所にギャグが散りばめられている)。これはTVシリーズにおいて、主人公であるはずのアキトの成長をほとんど描くことが出来ていなかったため、それでは「余りに不憫だ」という監督の佐藤の意向で、彼の物語をルリの視点で追う形のものとなったためである。そのため、佐藤が脚本も手がけた。 加えてTV版ではスケジュールの関係で制作が駆け足だったことや、内容のウケ狙いに走りすぎ、「遊びすぎた」という反省点の元で立ち上がっている。プロデューサーの大月俊倫自身がもう少しシビアな内容を期待していたことと、(スタッフ内でもコメディ部分自体はアリとして)シリアスな場面も納得できる描き方をして欲しいという要望から、作品の総決算として制作された。 当時まだ無名に近かった仲間由紀恵が声優として出演していた(仲間は後日談で、声優としての仕事より取材・インタビューを受けていた時間の方が長かったと冗談半分で語っている)。 佐藤によるノベライズの予定もあったが、後に中止された。原稿の元データは一部を残し紛失しているようで、その一部は『機動戦艦ナデシコ・ノベルテ+』に収録されている。 1999年の第30回『星雲賞』映画演劇部門・メディア部門受賞作品。第21回『アニメグランプリ』グランプリ部門受賞作品。 キッズステーションの特番放送時にエンディング『Dearest』を短くしたバージョンが放映された。