デルス・ウザーラ (1975)
Kurosawa's Academy Award Winning Masterpiece
ジャンル : アクション, アドベンチャー, ドラマ
上映時間 : 2時間 21分
演出 : Akira Kurosawa
脚本 : Yuriy Nagibin, Akira Kurosawa
シノプシス
帝国ロシアの軍人が記した探検記を元に、ソ連で製作された黒澤明監督作品。兵用地質調査のために赴いた地で出会ったゴリド族のデルス・ウザーラ。自然の尊さを歌うデルスの姿が大きな感動を呼ぶ。
Based on the real-life adventures chronicled by Cameron Crowe, Fast Times follows a group of high school students growing up in Southern California. Stacy Hamilton and Mark Ratner are looking for a love interest, and are helped along by their older classmates, Linda Barrett and Mike Damone, respectively. At the center of the film is Jeff Spicoli, a perpetually stoned surfer who faces-off with the resolute Mr. Hand—a man convinced that everyone is on dope.
In a small Jewish community in a pre-Revolutionary Russian village, a poor milkman, determined to find good husbands for his five daughters, consults the traditional matchmaker – and also has words with God.
ピンクパレスアパートに引っ越してきた少女コラライン。しかし、両親は多忙な仕事で、構ってもらえず、友人も出来ない退屈で孤独な日々を送っていた。そんなある日コララインは、壁に封印された小さなドアを見つけた。ドアを開けて中に入ると、そこは目がボタンの"別の両親"が住むどんな願いも叶う夢の世界だった。コララインは、この世界をすっかり気に入るが、この世界で暮らすには、目をボタンにしなければならないのだった。
長編アニメーション「くまのプーさん/完全保存版」の続編。仲間のために勇気を振り絞り奮闘するピグレットと、それを暖かく見守るプーさんと仲間たちの友情物語。
年に一度のクリスマスを楽しんだプーさんと仲間たち。その楽しかった思い出にひたっていると…あっという間に新年へのカウントダウンが始まりました!みんなが集まって新年を祝うパーティーを計画しているときに、プーさんたちはラビットを怒らせてしまいます。100エーカーの森から出ていくと言い出したラビットと仲直りするために、みんなは "今までとはちがう自分になる" と誓います。ピグレットは怖がりをなおすために飛び跳ね、プーさんはもうハチミツは食べないと心に決め、なんとティガーは二度と飛び跳ねない!?―はたして、みんなは無事に新年を迎えられるのでしょうか?
大切な人たちといっしょに過ごすクリスマスと新年のできごとを描いたこの作品は、たくさんのホリデー・ソングに彩られて、見る人をやさしい気持ちにさせてくれます。
An American family on holiday in Africa becomes lost in a game reserve and stalked by vicious killer lions.
クマのバルーとヒョウのバギーラに見送られ、人間の村にやって来た少年モーグリは、美しい少女シャンティや新しい家族に囲まれ、幸せだけれど少し窮屈な毎日を送っていた。そんなある日、モーグリ恋しさにクマのバルーが村に顔を出す。森でののんきな暮らしが懐かしくなったモーグリは、バルーと一緒にジャングルへと向かうが、モーグリを追ってシャンティと弟ランジャンがジャングルに迷い込んでしまう。そこには、あの人間を襲う恐ろしいトラ、シア・カーンが待ち受けていた。
Unjustly accused of staging a spooky practical joke complete with ghosts, Daphne, Velma, Fred and Shaggy are suspended from Coolsville High. To clear their names, they team up to solve the supernatural mystery…and head straight into nonstop laughs and adventure.
This movie stars Barbie as a teenage girl, trying to deal with crushes, rivals and friendship as she tries to achieve her dream of working as a news anchor for her school's TV station. She doesn't always make the right decisions, but she's a nice enough character and considerably less "perfect" than she is portrayed in her other films.
高知の進学校から東京の大学に入学した杜崎拓は、吉祥寺駅のホームで武藤里伽子に似た女性を見かける。その後、はじめての夏休みに同窓会のために故郷・高知へと帰省する道中、拓はその高校時代を思い起こす。季節外れに東京から転校して来た里伽子との出会い、ハワイへの修学旅行、里伽子と2人だけの東京旅行、親友と喧嘩別れした文化祭。ほろ苦い記憶をたどりながら、拓は里伽子の存在を振り返っていく。
ささいなことでケンカをしてしまったベルと野獣。仲直りさせようとするみんなですが空回り。お互いを許し合う心について描いた大切な言葉。やきもちのせいで愛する人まで失いかけた恋人たちのお話、フィフィとルミエールの記念日。傷ついた小鳥は野獣が思いやりに目覚めて行く。
西暦2154年。人類は惑星ポリフェマスの最大衛星パンドラに鉱物採掘基地を開いている。この星は熱帯雨林のような未開のジャングル覆われていて獰猛な動物と”ナヴィ”という先住種族が暮らしており、森の奥には地球のエネルギー問題解決の鍵となる希少鉱物の鉱床がある。この星の大気は人間に適さないので屋外活動にはマスクを着用する必要があり、ナヴィと意思疎通し交渉するために人間とナヴィの遺伝子を組み合わせて人間が作りあげた”アバター”が用いられた。
20世紀初頭のアフリカを舞台に、愛と冒険に生きたひとりの女の半生を描いた一大ロマンス。スウェーデン貴族と結婚し、ケニアに渡って来たデンマーク人の令嬢カレン。だがそこには幸せな結婚生活は無く、農場経営も思うように進まない。そんな彼女の前にサファリのガイドを務めている冒険家が現れた……。アカデミー賞7部門受賞。
ドラッグ中毒のマークと悪友たちは常にハイ状態か、あるいはドラッグを手に入れるため盗みに精を出しているというていたらく。ある日、マークはこのままではいけないと更生するためにロンドンに行き職に就く。ところが、彼らの仲間が会社に押し掛けたことが原因で、マークはクビになってしまう。
出会い、再会を長いあいだに繰り返す男女。セックスでその友情が壊れることを恐れ、笑いと涙の努力を繰り返す。セックス抜きで男女の愛情が成立するかというテーマを描き出すラブ・ストーリー。
NY。メルヴィン・ユドールは人気の恋愛小説家だが、普段は毒舌で友人が少なく、しかも気難しくて潔癖症という中年男性。ある日、同じアパートに住むゲイの画家、サイモンの飼い犬を預かることになり、それから心を少し外に開くように。メルヴィンはサイモンの帰省旅行に付き合うが、行きつけのレストランでウェイトレスをしているシングルマザー、キャロルも同行することに。道中、メルヴィンはキャロルに愛を告白する。
徹底した科学トレーニングで作り上げられたソ連最強のボクサー、ドラゴが訪米。そのトレーナーである妻ルドミラは挑発的な発言を繰り返し、刺激を受けた元チャンピオンのアポロはロッキーをセコンドにエキシビションマッチに臨む。だが、恐るべき破壊力を持ったドラゴのパンチを受け、アポロはリング上で絶命してしまう。親友の死を目の当たりにしたロッキーは仇討ちを誓い、タイトルを返上して敵地モスクワへと乗り込む。
激戦を続けてきた影響で脳に損傷が見つかり、ボクシングからの引退を余儀なくされたロッキー。その上税理士の財産使い込みが発覚、破産したロッキーはかつて暮らした下町で無一文から再出発することになる。そんなある日、彼の前に若いボクサー、トミーが現われる。粗削りながらその才能に気付いたロッキーはトレーナーを引き受け、トミーは気鋭のボクサーに成長。だがマスコミはトミーを「ロッキーの操り人形」と書き立てる。
A・タルコフスキーの作品は様々な映像の断片がコラージュされたようなものばかりである。この「鏡」もまたそうであり、彼の自伝的要素を持つというが、解るような解らないような……。でもその数々の映像はどれもこれもかっこ良く、戦争の記録フィルムらしきものも出てくる。物語などの存在は忘れてただひたすら映像の中で泳ぐような感覚で、なんとも美しい一本だ。
新人作家デイヴィッド・ベニオフの感動ミステリーを「ドゥ・ザ・ライト・シング」のスパイク・リー監督が映像化したヒューマン・サスペンス。ベニオフ自ら脚本を担当。25時間後に懲役7年の刑で収監されることが決まっているひとりの男が、後悔と絶望感を抱え過ごす24時間の心の旅を情感を込め繊細に綴る。主演は「アメリカン・ヒストリーX」「ファイト・クラブ」のエドワード・ノートン。
ニューヨーク。かつて瀕死の状態から助けた犬と共に公園のベンチに佇む男モンティ・ブローガン。ドラッグ・ディーラーだった彼は、何者かの密告で麻薬捜査局に逮捕され、保釈中の身だった。そして、25時間後には7年の服役のために収監される。その中で彼のような“イイ男”が受ける仕打ちは火を見るより明らかだった。彼は、馴染みの店で最後の夜を明かそうと2人の親友、高校教師のジェイコブと株式ブローカーのフランクに声を掛ける。また、アパートでは恋人ナチュレルが待っていたが、モンティは彼女が密告者ではないかと疑っていた。やりきれない思いを抱えたまま、モンティのシャバでの最後の夜が始まろうとしていた。
A young girl shuts herself away in her apartment and goes about her business in a strange way, as she wastes the night in the kitchen – humming all along.
やくざと元締めが対立するさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がやってくる。立ち寄った居酒屋のあるじに、早くこの町を出ていった方がいいと言われるが、その男は自分を用心棒として売り込み始める。やがて男をめぐって、二つの勢力は対立を深めていく……。ハメットの『血の収穫』を翻案、時代劇に西部劇の要素を取り込んだ娯楽活劇。
山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、巨匠・黒澤明監督が三船敏郎、加山雄三主演で映画化したヒューマニズム溢れる人情ドラマ。江戸時代の小石川養生所を舞台に、そこを訪れる庶民の人生模様と通称赤ひげと呼ばれる所長と青年医師の心の交流を描く。長崎で和蘭陀医学を学んだ青年・保本登は、医師見習いとして小石川養生所に住み込むことになる。養生所の貧乏くささとひげを生やし無骨な所長・赤ひげに好感を持てない保本は養生所の禁を犯して破門されることさえ望んでいた。しかし、赤ひげの診断と医療技術の確かさを知り、また彼を頼る貧乏な人々の姿に次第に心を動かされていくのだった……。
Fiore, an Italian conman, arrives in post Communist Albania with Gino, his young apprentice, to set up a shoe factory that will never open. The con requires a native Albanian, so they designate Spiro, an impoverished and confused former political prisoner as chairman of the board. When Fiore returns to Italy to get government funds for the project, Spiro unexpectedly disappears and Gino sets out on a journey to find him. The search leads him to discover Spiro's tragic personal history and witness Albanian poverty firsthand.
巨匠・黒澤明監督が手がけた戦国スペクタクル巨編。武田信玄の影武者として生きた男の悲喜劇を荘厳にして絢爛な映像で描く。戦国時代。家康の野田城攻めの折り、鉄砲で撃たれこの世を去った武田信玄。弟信廉は信玄死すの報を打ち消すため信玄の影武者を立てる。男は盗みの罪から処刑されるところを信玄と瓜二つだったことから助けられたのだった。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭グランプリ受賞。
シェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換え様式美に拘り描いた戦国武将の一大悲劇。鷲津武時は謀反を起こした敵を討ち、その帰途の森で出会った老婆から不思議な予言を聞く。やがて予言通り事が運び始めると、欲望に取り憑かれた妻にそそのかされて主を殺し、自ら城主の地位につくのだったが……。
タルコフスキーとコンチャロフスキーという、旧ソ連の枠を脱して活躍することになる二大俊英が協力して脚本を執筆し、中世ロシア史上最高のイコン画家ルブリョフを主人公に、当時の社会と民衆の関わりを巨視的に捉えた歴史大作で、全体で二部構成。冒頭の、巨大な気球での飛行を試みる男たちの描写が象徴する閉鎖的な時代に、信仰と芸術の力によって風穴を開けたのがルブリョフと言える。彼は同窓の僧侶キリールに陥れられかけ、逆に大公の覚えめでたく宮廷画家となるが、連日、寺院の白い壁に向かい一筆も動かさない。神の愛を描きたいと願う彼の眼に時代は暗く映りすぎた。そして、公弟にそそのかされたタタール人が城を襲う(ここからが第二部)。ルブリョフは白痴の少女を救おうとして敵兵を討ち、後悔から筆を絶ち、修道院に戻るが、誰とも口をきかない。今や落魄の身のキリールとの再会……。ロシアはなお暗黒の中にあったが、大公は巨大な鐘の鋳造で威信回復を図る。今はなき名人の息子ボリースカの指導によって作業は開始され、ルブリョフはそれを興味深く見守る。秘訣を父に教わったという少年だが、実は鐘を作りたいばかりについた出まかせで、ようやく大鐘完成の暁に彼は真実を泣きながらルブリョフに明かす。彼は少年を賞賛し、自らも励まして言った。“君と一緒にやって行こう”……。15年にわたる無言の行の末、最初に出た言葉がそれであった。彼は再び絵筆をとり、その後、それまでの白黒とうって変わった鮮やかなカラーで写し出される偉大な作品群を残したのである。観ることが主人公の忍従に重なるような重厚な作品だが、それ故にラストの解放感は筆舌に尽くし難い。丸裸の自己と神--という一対一の構図を発見するまでの確執を描くのは、後のタルコフスキー作品にも通じるテーマだ。
凄腕の浪人が、上役の不正を暴こうと立ち上がった9人の若侍に助太刀する痛快アクション時代劇。薄暗い社殿で密議をこらしていた9人の若侍。上役を告発するも逆に窮地に陥っていた。それを図らずも聞いていた浪人は、権謀に疎い彼らに同情し一肌脱ぐことに……。
On a train trip West to become a mail-order bride, Susan Bradley meets a cheery crew of young women traveling out to open a "Harvey House" restaurant at a remote whistle-stop.
戦乱の世を生き抜いた武将・一文字秀虎も70歳を迎え、家督を息子3人に譲ることを決意。長男の太郎には一の城、次男の次郎には二の城、三男・三郎には三の城をそれぞれ与えた上、3人兄弟、仲良く相和して暮らすように説く。だが、三郎は、父の今後の身を案じたのがかえって秀虎の不興を買い、地方へ追放されてしまう。さらに3人兄弟の城を泊まり歩いて余生を暮らすつもりだった秀虎だが、太郎、次郎にそれぞれ疎んじられる。
平安時代、羅生門の下で雨宿りをする下男(上田吉二郎)相手に、旅法師(千秋実)と杣売り(志村喬)が奇妙な話を語り始める。京の都で悪名高き盗賊多襄丸(三船敏郎)が山中で侍夫婦の妻(京マチ子)を襲い、夫(森雅之)を殺害したという。だが、検非違使による調査が始まると、盗賊と妻の証言はまったく異なっており……。
麦の刈入れが終わる頃。とある農村では野武士たちの襲来を前に恐怖におののいていた。百姓だけで闘っても勝ち目はないが、麦を盗られれば飢え死にしてしまう。百姓たちは野盗から村を守るため侍を雇うことを決断する。やがて、百姓たちは食べるのもままならない浪人たち7人を見つけ出し、彼らとともに野武士に対抗すべく立ち上がる……。
黒澤明監督自身が見た夢をベースに、時に美しく、時に残酷な8つの物語がオムニバス形式でつづられ、豊潤なイメージ世界が描かれる作品。きつねの嫁入りを見た少年の話「日照り雨」。花吹雪の中、人形たちが舞い踊る「桃畑」。戦争で生き残った男が体験する不可思議な物語「トンネル」。ゴッホが絵画の世界に入り込んだ「鴉(からす)」。原発の恐怖を描いた「赤富士」など、8つの物語が、時に美しく、時に残酷にオムニバス形式でつづられていく。黒澤監督の豊潤なイメージ世界を堪能できる作品。
市役所の市民課長・渡辺勘治は30年間無欠勤のまじめな男。ある日、渡辺は自分が胃癌であることを知る。命が残り少ないと悟ったとき、渡辺はこれまでの事なかれ主義的生き方に疑問を抱く。そして、初めて真剣に申請書類に目を通す。そこで彼の目に留まったのが市民から出されていた下水溜まりの埋め立てと小公園建設に関する陳情書だった……。
ナショナル・シューズの権藤専務は、自分の息子と間違えられて運転手の息子が誘拐され、身代金3千万円を要求される。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して3千万円を用意する。無事子どもは取り戻したが、犯人は巧みに金を奪い逃走してしまい、権藤自身は会社を追われてしまう……。
戦国の世、貧しい陶工・源十郎が若狭姫という女性と知り合い、生活をともにするようになる。だが美しい若狭姫の正体は死霊であった。それを知った源十郎は若狭姫を捨てて故郷に逃げるが、彼女の怨念は執拗に追いすがる……。「雨月物語」をベースに、川口松太郎らが脚色。
“ゾーン”と呼ばれる謎の立入禁止区域。その奥にある部屋ではどんな望みも叶えられるという。“ストーカー”と呼ばれるゾーンの水先案内人は作家と物理学者を連れて、その禁断の地へ足を踏み入れる。
森鴎外の同名小説を、八尋不二と依田義賢が共同で脚色し、溝口健二がメガホンをとった文芸作品。特に美術と撮影はレベルが高く、ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞した。美しいラストシーンは、ゴダールが「気狂いピエロ」において引用したことでも知られる。 平安時代末期、農民を救うため将軍にたてついた平正氏が左遷された。妻の玉木、娘の安寿と息子の厨子王は越後を旅している途中、人買いにだまされ離ればなれになってしまう。玉木は佐渡に、安寿と厨子王は丹後の山椒大夫に奴隷として売られた。きょうだいはそれから十年もの間、奴隷としての生活を続けるが、ついに意を決して逃げ出すことにする。しかし追っ手に迫られ、安寿は厨子王を逃すため池に身を投げるのだった。
戦国時代、秋月家の武将・六郎太は、生き残った世継ぎの雪姫と共に隠し砦(とりで)にこもる。六郎太たちは、一獲千金をもくろみ、戦に参戦した農民の太平と又七に軍資金の黄金を背負わせ、敵陣を突破して友好国へ逃げ込もうとするが…。次々にふりかかる絶体絶命の危機を切り抜けていく大脱出劇。
狂言回し的な百姓コンビが、後に「スターウォーズ」の“C-3PO”“R2-D2”のモデルとなったことはあまりにも有名な話。
A・タルコフスキーの作品は様々な映像の断片がコラージュされたようなものばかりである。この「鏡」もまたそうであり、彼の自伝的要素を持つというが、解るような解らないような……。でもその数々の映像はどれもこれもかっこ良く、戦争の記録フィルムらしきものも出てくる。物語などの存在は忘れてただひたすら映像の中で泳ぐような感覚で、なんとも美しい一本だ。