Producer
不良にあこがれる中学生・ヒロシは、退屈な日常に飽き足らず、不良のいる公立狛江北中学校に転校。口だけは達者なヒロシは、アイドルみたいな顔をしているのに極悪非道なカリスマ不良・達也と早速タイマンを張ることに。結果、達也に気に入られ、彼が率いる不良グループとつるむことになる。
Producer
60年代後半の東京。高校生のみすず(宮崎あおい)は、小さい頃から孤独だった。級友たちは決して笑わない彼女を遠巻きに見ていて、家に帰っても家に帰っても引き取られた叔母家族とは口もきかない。みすずの母親は幼い頃、兄を連れていなくなったきりだった。ある放課後、みすずは新宿の繁華街にあるジャズ喫茶Bに足を踏み入れる。数日前、母が家を出てから会うことのなかった兄が突然現われ、手渡したマッチがこの店のものだったのだ。店中に響き渡るジャズと、それに酔いしれる客たち。おそるおそる店内に進むと、フロアの奥に彼らはいた。女にもてて人望も厚い兄の亮(宮崎将)、亮を慕うアングラ劇団の看板女優ユカ、作家志望で積極的にデモに参加している浪人生のタケシ、ケンカっぱやい肉体派のテツ、お調子者でムードメイカーのヤス。そして、他とは違う雰囲気でひとりランボーの詩集を読む東大生の岸(小出恵介)。彼らの仲間に加わったみすずの生活は、少しずつ変化してゆく。学校や家にいるよりもBで過ごす時間が多くなり、生まれて初めて味わう“仲間”という温かい感覚に、笑顔が増えてゆく。いつの間にかみすずにとって、Bはかけがえのない場所になりつつあった。ある日、岸はみすずに驚くべき計画を持ちかける。それは、国家権力に知力で挑戦する現金輸送車強奪計画だった。突拍子もない申し出に言葉を失うみすず。しかし、みすずは岸の役に立ちたい一心で、この壮大な計画にのめりこんでゆく。
Co-Producer
奇妙な殺人事件が立て続けに発生していた。それぞれの事件の犯人につながりはないが、犠牲者の首から胸にかけてがX字型に切り裂かれていること、いずれの加害者も事件直後に犯行現場付近で逮捕されること、そして犯行の直前まで犯人に明確な殺意がなかったことが共通していた。やがて、一連の事件に関連のある人物として記憶喪失の放浪者、間宮が浮かび上がる。マインドコントロールによる猟奇殺人を描くサイコサスペンス。