Min Tanaka

Min Tanaka

出生 : 1945-03-10, Tokyo, Tokyo Prefecture, Japan

略歴

暗黒舞踏の創始者である土方巽に私淑した、前衛的、実験的舞踊家。 しかし、近年では、「私の踊りはもはや、世間一般に言われている舞踏ではない。」と語る。 1964年からクラッシックバレエとモダンダンスを10年間学び、モダンダンサーとして活躍。1966年ソロ公演開始。その後、階級的思想と第二次大戦後の世相をそのままに反映した文化、日本のダンス「業界」そのものに懐疑を抱き始め、1974年より独自の活動を展開、日本現代舞踊協会からも去る。精神―物理の統合体として存在する身体に重点をおいた「ハイパーダンス」へと飛躍的に変化をしていく。結果、その表現活動は日本、そして世界の知識人、科学者、美術作家たちとのコラボレーションへと繋がり、当時の現代美術、文化界に先駆的な衝撃を与えた。 1978年、田中はパリ秋の芸術祭に於ける「日本の時空間―間―」展覧会(磯崎新・武満徹/プロデュース、『ルーブル装飾美術館』にて)で、海外デビューを飾る。以来30年以上、ヨーロッパ、アメリカ、旧社会主義国や発展途上国各地を含めた世界中で独舞、グループの活動を発表し続ける。 既存の表現ジャンル(演劇、舞踊、音楽など)を超え、生活と踊りの境界すら超えた田中の活動は、前衛活動家、美術家、小説家、生命科学者、文化人類学者、民族学者、哲学者などからも傾注を受け、田中の手がけるプロジェクトは共同研究や、社会教育、社会変容を目指したものへと発展をとげていった。こういったジャンルを超えた共同活動は、オペラ作品(振り付けと出演)、現存する伝統芸能・民族舞踊(日本の能や、インドの古典演劇)、視覚的美術、建築、ランドスケープ、医学的/精神医学的科学から即興音楽との表現にまで多岐に渡る。 その活動のかたわら、当時40歳であった田中は、身体および労働と自然との本質的に密接な関係に惹かれ、研究者や仲間のダンサーたちと共に郊外の山村に農場を開設した。近年は、共同の農業の形は閉じ、現在は、単独で継続されている。この農業活動を通じて、「踊りは、人間の農業という身体活動に不可逆的に、どうしようもなく根ざしている」と、確信する。 2002年より、山田洋治監督作品 映画「たそがれ清平衛」(2002)での映像への初出演にて、日本アカデミー賞、最優秀新人賞、最優秀助演男優賞を受賞、近年にはNHK大河ドラマへの出演やドキュメンタリー番組のナレーションなどにも表現の域を広げる。しかし、田中泯は「自分は単なるダンサーであり俳優ではない。」と語る。 田中の、「踊りの起源」への絶え間ない調査と堅固なこだわりは、日常に存在するあらゆる場に固有の踊りを即興で踊るというアプローチによって、「場踊り」という形で、より実践への根を深めている。「場踊り」は日本および世界各地で現在進行形で繰り広げられている。

プロフィール写真

Min Tanaka

参加作品

こんにちは、母さん
大会社の人事部長である神崎昭夫は、職場では常に神経をすり減らし、家では妻との離婚問題や大学生の娘との関係に頭を抱える日々を送っていた。そんなある日、母・福江が暮らす下町の実家を久々に訪れた彼は、母の様子が変化していることに気づく。いつも割烹着を着ていた母は艶やかなファッションに身を包み、恋愛までしている様子。実家にも自分の居場所がなく戸惑う昭夫だったが、下町の住民たちの温かさや今までとは違う母との出会いを通し、自分が見失っていたものに気づいていく。
Perfect Days
Homeless
東京・渋谷でトイレの清掃員として働く平山は、変化に乏しいながらも充実した日々を送っていた。同じような日々を繰り返すだけのように見えるものの、彼にとっては毎日が新鮮で小さな喜びに満ちている。古本の文庫を読むことと、フィルムカメラで木々を撮影するのが趣味の平山は、いつも小さなカメラを持ち歩いていた。
餓鬼が笑う
This story follows the journey of an ill-fated young man whose ambition is to be a professional antiques dealer. A hard-up young man, who makes his living by selling old items in flea markets, meets a nurse and he falls in love with her. He decides to become a successful antique dealer. So he participates in a huge auction in the mountains but he makes a fool of himself. At the same time he ends up being in the netherworld, and hovers between life and death.
GHOSTBOOK おばけずかん
夜中に子供たちの枕元に現れて「願いを叶えたいか?」と耳元でささやく、白い布をかぶった謎のおばけ。どうしても叶えたい願いがあった一樹(城桧吏)たちは、おばけに導かれるまま、「おばけずかん」を探すことに。瑤子先生(新垣結衣)と一緒に、あやしい店主(神木隆之介)のいる迷路のような古本屋で図鑑を手に入れるが、古本屋から出た外の世界は、もう彼らの知っている世界ではなかった——。 図鑑の秘密を知る図鑑坊(CV:釘宮理恵)の力を借り、おばけたちを相手に命がけの試練に挑むことになる子供たち。彼らはおばけを図鑑に封印することで願いを叶え、運命を変えることはできるのか??
峠 最後のサムライ
大政奉還が行われた1867年、260年余り続いた江戸幕府が倒れて諸藩は東軍(旧幕府軍)と西軍(新政府軍)に分裂する。翌年には鳥羽・伏見の戦いをきっかけに戊辰戦争へとなだれ込むが、越後の小藩である長岡藩の家老・河井継之助は冷静に事態を見守っていた。彼は東軍と西軍いずれにも属さない武装中立を目指し、和平を願い談判に挑むが...。
名付けようのない踊り
The Unnameable Dance shows the life and dance of Tanaka Min, an elderly dancer in his 70s, in a multifaceted and dynamic manner.
HOKUSAI
Hokusai Katsushika (old)
生涯現役を貫き、その飽くなき探求心と向上心で、90歳で亡くなるまで画業を極めるべくもがき続けた日本が世界に誇る天才絵師、葛飾北斎の謎に包まれた人生を、主演に柳楽優弥と田中泯を迎え、「余命」の河原れんのオリジナル脚本で映画化。共演は玉木宏、瀧本美織、永山瑛太、阿部寛。監督は「探偵はBARにいる」「相棒-劇場版IV-首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断」の橋本一。  浮世絵の版元、...
いのちの停車場
Tatsuro Shiraishi
 吉永小百合が東京の病院の救命救急医から金沢の小さな診療所の在宅医に転身した主人公を演じるヒューマン・ドラマ。最初は初めての在宅医療に戸惑いつつも、様々な事情で在宅医療を選択した患者たちとの出会いを重ねる中で、次第に患者だけでなくその家族とも向き合い、最期まで自分らしく生きたいと願う患者に寄り添っていく姿を描く。共演は松坂桃李、広瀬すず、石田ゆり子、田中泯、西田敏行。監督は「八日目の蝉」「ふしぎな岬...
バイプレイヤーズ もしも100人の名脇役が映画を作ったら
数多くの映画や民放各局の連ドラが制作されている撮影所、「バイプレウッド」。そこで田口トモロヲ(田口トモロヲ)、松重豊(松重豊)、光石研(光石研)、遠藤憲一(遠藤憲一)らは、有村架純(有村架純)主演のネット連ドラの撮影に参加する。しかし、有村が共演する犬の風の姿が見えなくなったことから現場は不穏な空気に包まれる。やがて、自主制作する映画のトラブルに悩む濱田岳(濱田岳)やバイプレウッド買収阻止を図る天海祐希(天海祐希)らが巻き起こす騒動も絡み、事態は思わぬ方向に向かう。
あの家に暮らす四人の女
山田一郎
A mother, daughter and two of their friends live in an old Western-style house in Suginami. As secrets are revealed, they face challenges together.
アルキメデスの大戦
Tadamichi Hirayama
戦艦大和の建造をめぐるさまざまな謀略を描いた三田紀房による漫画の実写映画版。日本と欧米の対立が激化する昭和8年。日本帝国海軍上層部は巨大戦艦・大和の建造計画に大きな期待を寄せていたが、海軍少将・山本五十六はその計画に待ったをかけて……。
海獣の子供
Jimu (voice)
自分の気持ちを言葉にするのが苦手な中学生の琉花は、長い夏休みの間、家にも学校にも居場所がなく、父親の働いている水族館へと足を運ぶ。そこで彼女は、ジュゴンに育てられたという不思議な少年・海と、その兄である空と出会う。やがて3人が出会ったことをきっかけに、地球上でさまざまな現象が起こりはじめる。
二宮金次郎
Ninomiya Kinjirou is a biopic follows the life of the eponymous character, an 18th century peasant boy who worked to rescue over 600 poor villages and hamlets from financial ruin by developing new economic policies.
サバハ
Nechoong Tenpa
Pastor Park is head of a religious investigation center that exposes cults and cult leaders. While looking into a suspicious new religion called Deer Mount, he slowly uncovers clues that connect this cult to a series of mysterious cases of missing teenage girls when a body is found inside a damaged tunnel beams. He begins to uncover dark secrets surrounding this cult and its enforcer Na-han.
人魚の眠る家
Tatsuo Harima
会社経営者の播磨和昌 と妻の薫子 は2人の子供を授かるが、現在は別居している。ある日、娘の瑞穂がプールで溺れて意識不明になり、医師に脳死と診断される。臓器提供を希望するか、このまま死を待つかの選択を迫られる夫婦は、悩んだ末に臓器提供を決意するが、薫子が一瞬だけ瑞穂の手が動いたのを見てそれを撤回する。和昌の会社が開発した最先端技術を駆使した延命治療が始まり、彼女は眠ったまま成長していくが……。
ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-
Blind Man (voice)
兄と弟の勇気、母と子の絆、そして、たったひとりの闘い。 小さな涙と優しさは、3つの物語を通して、やがて大きな強さとなっていく――。
ビジョン
Minamoto
Centres on Jeanne, a journalist tracking a mysterious rare herb that appears only once every 997 years.
アウトサイダー
Akihiro
A former American G.I. joins a yakuza family after his release from prison in post-World War II Osaka.
羊の木
Katsumi Ōno
港町・魚深市の市役所職員・月末は、上司から極秘の国家的プロジェクトを任される。それは受刑者を仮釈放させ、過疎化が進む町で彼らを受け入れるというものだった。月末は6人の元受刑者を出迎え、身の回りの世話をすることになる。その一方、月末は市役所で故郷に戻った元同級生の文と再会、かつての仲間たちを加えてバンド活動を再開する。だがそんな中、港で死亡事故が発生、元受刑者の誰かが犯人なのではないかと疑われる。
DESTINY 鎌倉ものがたり
Binbogami
鎌倉に住むミステリー作家・一色正和(堺雅人)のもとに亜紀子(高畑充希)が嫁いでくるが、さまざまな怪奇現象が起こる日常に彼女は戸惑ってしまう。犯罪研究や心霊捜査にも通じている正和は、迷宮入りが予想される事件の折には、鎌倉警察に協力する名探偵でもあった。ある日、資産家が殺害され……。
無限の住人
Kagimura Habaki
100人斬りの異名を持つ万次は、わなによって妹を失い、謎の老人に永遠の命を与えられる。死ぬことのできない無限の体となった今、斬られた傷は自然に治るが、剣術の腕は落ちていた。ある日、孤独な万次の前にあだ討ちを頼みたいという少女・浅野凛が現れる。彼女の願いを聞き入れた万次は、凛と共に剣客集団・逸刀流の首領である天津影久の命を狙う。
はるねこ
Manager's Father
Those who want to die seek refuge in a mysterious café in this feverishly strange Japanese debut.
鬼平犯科帳 THE FINAL 後編 雲竜剣
中村吉右衛門主演の人気シリーズの最後を飾って、2016年に二夜連続で放送されたスペシャルドラマの後編
蜃気楼の船
A young man, involved with a gang of hoodlum exploiting vulnerable elderly men to steal their retirement money, experiences social disenchantment, alienation and confusion mostly due to a lack of dreams and fulfillment of ambition.
黒の牛
ソ満国境 15歳の夏
Keisuke, 15-year-old junior-high school boy, has been forced to live as refugees with his family in temporary housing apart from a hometown as a result of the Great East Japan Earthquake.In 2012, he belongs to a broadcasting club of his junior-high, to which he has to be admitted for the earthquake. He spends time with some fellows of a club. But all equipment to make their works of it has been washed away by the tsunami. He decides to give up his filmmaking in this summer, which will be the last time of his junior-high days to make a work.But one day a man who lives in a small village in Heilongjiang, China donates the equipment for filmmaking to Keisuke's school. Also Keisuke, his fellows and his teacher have been invited by him to shoot a film in China. And they are travelling to shoot around the boundless Chinese land.
るろうに剣心 伝説の最期編
Kashiwazaki Nenji
海を漂流し流れ着いたところを、剣術の師匠である比古清十郎に助けられた緋村剣心。その後剣心は、山中で居を構え陶器作りに励む師匠に対し、飛天御剣流の奥義を教えてほしいと懇願する。一方、甲鉄艦・煉獄に搭載した大砲で一つの村を襲撃した志々雄真実は、政府に対して剣心を指名手配し捕らえて処刑するように求める。
るろうに剣心 京都大火編
Kashiwazaki Nenji
かつて人斬り抜刀斎と呼ばれた伝説の人斬り、緋村剣心。刀を置き、平穏な生活を送る剣心は、ある日、剣心から影の人斬り役を引き継いだ志々雄真実が京都でその名をとどろかせていることを知る。政府が派遣した討伐隊は志々雄を前に成すすべがなく、最後の望みとして剣心に白羽の矢が立つ。志々雄の野心を阻止すべく剣心は京都へ向かう。
永遠の0
司法試験浪人の健太郎は、結果を出せないことで進路に疑問を抱き始めていた。そんなとき、彼は今の祖父とは血のつながりがなく、宮部久蔵という血縁上の祖父が太平洋戦争末期に特攻で命を落としていた事実を知る。そのときの祖父が自分と同じ26歳だったと聞き、健太郎は祖父の人生をたどり始める。だが当時の祖父を知る人々は、宮部は天才的なパイロットながら、生還に執着する臆病者、卑怯者だったと口をそろえて非難するのだった。
始まりも終わりもない
47RONIN
Lord Asano
大石率いるサムライたちは、吉良とミステリアスな女ミヅキのたくらみによって主君を殺され、自然が豊かな赤穂の領地を追われてしまう。さらなる謀略を企てる吉良の野望を阻止し、主君の敵を討つべく集まった47人の浪士たちは、はぐれ者の混血青年カイと手を組むことに。わずかな人数の彼らは、明らかに戦力差のある敵の軍勢の戦いに命を賭して身を投じる。
祖谷物語 -おくのひと-
Grandpa
As a tunnel construction project threatens the natural order of one of Japan's last untouched regions, an old man and his granddaughter Haruna's humble lifestyle begins to influence the outlook of a man from Tokyo.
外事警察 その男に騙されるな
Masayoshi Jo
東日本大震災の混乱が続く、2011年の日本。原子力関連部品のデータが、某大学の施設から盗み出される事件が発生する。警視庁公安部外事課の住本(渡部篤郎)は、不正輸出にかかわっているとマークしていた奥田交易の社長夫人・果織(真木よう子)の経歴や行動パターンを調査。彼女を協力者として取り込む住本だったが、何者かに刺されてしまう。やがて、その襲撃が日本にひそんでいる韓国人工作員から警告であることが判明する。
八日目の蟬
Taki
子どもを身ごもるも、相手が結婚していたために出産をあきらめるしかない希和子(永作博美)は、ちょうど同じころに生まれた男の妻の赤ん坊を誘拐して逃亡する。しかし、二人の母娘としての幸せな暮らしは4年で終わる。さらに数年後、本当の両親にわだかまりを感じながら成長した恵理菜(井上真央)は大学生になり、家庭を持つ男の子どもを妊娠してしまう。 直木賞作家・角田光代が手がけた初の長編サスペンスを映画化。恵理菜役には、『花より男子ファイナル』『僕の初恋をキミに捧ぐ』の井上真央。対する希和子役を、人気女優・永作博美が演じる。監督は『孤高のメス』の成島出。
ほかいびと 伊那の井月
Seigetsu Inoue
Part documentary, part fiction this film revolves around the life of the haiku poet Seigetsu Inoue who wandered Ina Valley for about 30 years from the end of the Edo period to the Meiji era.
ナイト・トーキョー・デイ
Narrator
A Japanese assassin falls in love with the Spanish wine seller she was hired to kill.
Heaven's Door
Henmi
A young man Tomoya Nagase and a girl Mayuko Fukuda both learn that they have an untreatable illness and are nearing death. When one reveals that they have never been to the ocean, they embark on a comical adventure to see the sea.
地下鉄に乗って
43歳の会社員・真次はあるとき、父親が倒れたとの報を受ける。少年時代、兄を事故で亡くしたことをきっかけに真次と父親の間には深い溝ができ、高校時代に家出してからは連絡も取らない状態が続いていた。くしくもその日は兄の命日。父親や兄に想いをはせながら歩いていた真次は、地下鉄の通路で在りし日の兄の姿を見る。思わずその後を追いかけた真次は、いつしか自分がオリンピックを控えた昭和39年の東京にいることを知る。
鉄コン筋クリート
Suzuki (voice)
宝町で暮らす親を知らない少年クロとシロ。町で“ネコ”と呼ばれるふたりは、かつあげやかっぱらいで暮らしていた。その町で“子供の城”の建設話が持ち上がる。しかし、それは古めかしい宝町を近代化して支配しようとするヤクザの仕業。昔気質のヤクザのネズミは反対するが、彼のボスは謎の男“蛇”にこの計画を一任していた。残酷な蛇はクロとシロを邪魔者だと判断し、刺客をおくる。ケンカでは誰にも負けない凶暴なクロだったが、刺客の前では手も足も出ない。そして追いつめられたシロは刺されてしまう…。
メゾン・ド・ヒミコ
Himiko
ゲイである父親を嫌い、その存在を否定して生きてきた沙織は、春彦という若い男から父がガンで余命いくばくもないことを知らされる。春彦は父が営むゲイのための老人ホームで働く、父親の恋人だった。
隠し剣 鬼の爪
Kansai Toda
幕末。東北の小藩である海坂藩の平侍であった片桐宗蔵は、母と妹の志乃、女中のきえと貧しくも平穏な日々を送っていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえは嫁入りしていった。ある雪の日、宗蔵ときえは3年ぶりに町で再会するが、きえのやつれた表情に宗蔵は胸を痛める。きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受け寝込んでいることを知った彼は自宅へ連れ帰り、回復したきえと共に暮らし始める。そんな時、藩に大事件が起きた。宗蔵と同じく藩の剣術指南役・戸田寛斎の門下生だった狭間弥市郎が謀反を企んだ罪で囚われ、さらに山奥の牢を破って逃げ出したのだ。宗蔵は、逃亡した弥市郎を斬るよう家老に命じられる。
たそがれ清兵衛
Zenemon Yogo
幕末の庄内地方。海坂藩の御蔵役を務める井口清兵衛は、夕方に仕事を終えると同僚の酒の誘いも断り真っ直ぐ自宅に帰り、家事と内職にいそしんでいた。認知症を抱える老母と幼い2人の娘の世話、そして労咳で死んだ妻の薬代や葬儀などで嵩んだ借金を返済するためだ。日々の暮らしに追われ、次第に身なりが薄汚れていく清兵衛。同僚の中には、そんな彼を陰で「たそがれ清兵衛」と呼んで小馬鹿にする者もいた。 春、清兵衛は親友の飯沼倫之丞と再会する。倫之丞は妹の朋江が酒乱の夫・甲田豊太郎に度々暴力を振るわれるため、離縁させたことを清兵衛にうちあける。
Butoh: Body on the Edge of Crisis
Himself
"Butoh: Body on the Edge of Crisis" is a visually striking film portrait shot on location in Japan with the participation of the major Butoh choreographers and their companies. Although Butoh is often viewed as Japan's equivalent of modern dance, in actuality it has little to do with the rational principles of modernism. Butoh is a theater of improvisation which places the personal experiences of the dancer on center-stage. By reestablishing the ancient Japanese connection of dance, music, and masks, and by recalling the Buddhist death dances of rural Japan, Butoh incorporates much traditional theater. At the same time, it is a movement of resistance against the abandonment of traditional culture to a highly organized consumer-oriented society.