横須賀のヤクザ松浦盾夫は、組の資金三億円を盗み出した矢崎文治の始末を命じられる。弟分の文治が組織になぶり殺しにされるのを防ぐため、盾夫は自らの手で文治の命を奪い六年の刑に服した。兄殺害の現場を目撃した文治の妹の沙織はショックから記憶障害となり、組織にはめられ麻薬中毒となってしまう。六年後、刑期を終え出所した盾夫は弟分の神津研作と、精神病院にいた沙織に美しい思い出を作るべく奔走するのだった。だが行方知れずの三億円を追う組の幹部・桐島克則は研作を殺害、それが原因で沙織は本当の記憶を取り戻してしまう。二人は文治と沙織が小さいころに遊んだ無人島を訪れるのだが…。
Remade in Korea as Going by the Book.
A carnivorous monster lives on the island of Sipang. A group of office ladies band together to fight it.
Toko
After the death of her mother a young woman wants to meet her real father
渇き切った現代人の生活に、そっと忍び込んでくる孤独と幻想。お伽話といって笑えない不思議な時間と非現実な空間。第一回山本周五郎賞を受賞した山田太一の小説を、市川森一の脚色で大林宣彦が演出した異色作。妻子と別れた人気シナリオライターが体験した、異人である父母とのひと時のふれあいと、奇妙な出会いをした恋人との不思議な愛の幻想を描く。
Fukuko Yamamoto
桂木万里は、ドジで根暗な高校生。彼女は5歳の時、南太平洋に浮かぶ小さな島・ニューカレドニアの名を父・次郎がしてくれたおとぎ話で知った。そこは、神さまのいる天国から、いちばん近い島だという。突然、その父が亡くなり“天国にいちばん近い島”を自分の目で確かめてみたいと思った万里は、母・光子に相談し、冬休みのニューカレドニア・ツアーに参加する。
student
広島県の尾道に住む高校生・和子は放課後、化学の実験室を掃除中にラベンダーの香りを嗅いだ途端、なぜか気絶してしまう。やがて彼女は目覚めてから、時間の流れを飛び越えてある一日を繰り返して何度も体験するという、不思議な能力を持つようになっていた。そんな和子は転校生である男子の同級生・深町に魅了されるが、和子に起きた異変の原因も実は彼にあって、彼の正体はなんと未来からやって来たタイムトラベラーだった。