Kyôsuke Shiho

参加作品

赤い天使
昭和14年、中国大陸。従軍看護師の西は、赴任先でいきなり患者に暴行されるという手荒な洗礼を受ける。2カ月後、前線に送られた彼女は、兵士たちが運ばれるそばから手足を切り取られるというこの世の地獄を目の当たりにする。そこでは感情を捨て、機械のようになるしか正気を保つすべがなかった。そんな時、西は患者の中にかつて自分を暴行した男を見つける。葛藤の末、彼女は男を救おうと上官である岡部軍医に相談するが…。
私は二歳
The days leading up to a toddler's second birthday are seen alternately from the child's point of view as well as that of his parents.
黒い十人の女
監督・市川崑、脚本・和田夏十の、浮気性の男と妻、そして9人の愛人たちが織りなすブラックコメディ。 テレビプロデューサーの風松吉は、美しい妻・双葉がいながら、9人の女と浮気していた。妻と愛人たちはお互いの存在をそれとなく知っており、松吉が浮気者であるという事も重々承知しているものの、なぜか松吉から離れられないでいた。 あるとき妻と舞台女優で愛人の市子とで松吉を殺す計画が持ち上がる。それは計画を立てることで松吉への鬱憤を晴らすための架空の計画であったのだが、気の小さい松吉は愛人たちが自分を殺そうとしていると思いこみ妻に相談する。妻はあっさり計画を認めた上で、二人で愛人を一掃するために、愛人を集めて松吉を糾弾する会を開き、その席上でピストルで松吉を殺したように見せかけるという狂言殺人を行うことにするが…。
野火
大岡昇平の同名小説を、和田夏十が脚色し市川崑が監督した反戦映画。病院にも部隊にも見放された田村は、フィリピン戦線のレイテ島をさまよっていた。同じように敗走している仲間と病院の前で合流するが、その病院が砲撃を受けたため、田村は一人で逃げ出す。食べるものもなく、仲間を失った田村は、草を食べて生き延びていた。やがて生き別れたかつての仲間である永松と安田と再会。二人は殺した味方の兵士を“猿”と称し、その肉を食べていた…。
のど自慢三羽烏
歌う野球小僧